瀬戸貴幸所属のアストラがルーマニアリーグ初制覇(写真は昨年7月) [写真]=Getty Images
ルーマニア1部リーガ1は1日、チャンピオンシップラウンド第9節の2試合を開催。2位のステアウア・ブカレストがパンドゥリイ・トゥルグ・ジウと1-1で引き分けたため、MF瀬戸貴幸が所属するアストラのリーグ初制覇が決まった。
ルーマニア1部のリーガ1は全14クラブが所属。2回戦総当たり方式のレギュラーシーズンを経て、上位6クラブと下位8クラブにわかれてプレーオフを行う。レギュラーシーズンを首位で終えたアストラはチャンピオンシップラウンドに進み、初優勝を目指していた。
チャンピオンシップラウンドは6クラブによる2回戦総当たり方式で行われ、レギュラーシーズンの勝ち点の半数を持ち上がった状態で開始される。アストラはチャンピオンシップラウンド8試合を終えて6勝1分け1敗で、レギュラーシーズンとの合計勝ち点は45ポイント。2位のステアウア・ブカレストに勝ち点差「6」をつけ、首位を快走していた。
アストラの第9節ディナモ・ブカレスト戦は2日に控えているが、2位のステアウア・ブカレストが今節を引き分けで終えたことで、両クラブの暫定勝ち点差は「5」となった。ステアウア・ブカレストは1試合を残すのみで、逆転は不可能に。第9節のキックオフを待たずして、アストラの初優勝が決まった。
アストラは1921年に創立。クラブ合併や活動休止期間を迎えた時期を経て、1998年にディヴィジアA(現リーガ1)に昇格した。しかし2003年にペトロルル・プロイェシュティに吸収合併され、2005年に現オーナーであるヨアン・ニクラエ氏に再興されたものの、リーガ3からの再起を期すこととなった。2年連続での昇格で2009-10シーズンからリーガ1に所属し、1部昇格後7年目の今シーズン、ついに初優勝を果たした。
なお、ルーマニアリーグに与えられたチャンピオンズリーグ出場枠は2つ。いずれも予備予選3回戦からの出場で、アストラの参加が決定している。
By サッカーキング編集部
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