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FIFAランク1位ベルギー代表、テロにより練習中止「サッカーが重要な日ではない」

2016.03.22

昨年10月のイスラエル戦に臨んだベルギー代表メンバー [写真]=VI Images via Getty Images

 ベルギー代表は22日、同国の首都ブリュッセルで起きた爆発事件を受けて、同日に予定されていた練習をキャンセルしたと、代表公式ツイッターで発表した。

 イギリスメディア『BBC』によると、22日現地8時頃、ブリュッセル北東のザベンテムにあるブルッセル国際空港で2度の爆発が発生。さらにその約1時間後には、ブリュッセル市内にある地下鉄のマルベーク駅でも爆発が起きた。同国政府は、複数の犠牲者がでたことを確認したと発表。会見で「爆発はおそらく自爆テロによるもの」としており、テロ警戒を最高レベルに引き上げている。ベルギーメディア『VRT』によると、少なくとも13名が死亡し、35人以上が負傷したという。

 これを受けてFIFAランキング1位のベルギー代表は、ツイッターで「犠牲者の方々に心からお悔やみ申し上げます。今日はサッカーが重要な日ではない。トレーニングをキャンセルします」と発表した。なお、29日にはブリュッセルにあるボードゥアン国王競技場で行われる国際親善試合でポルトガル代表と対戦する予定。

 トッテナムに所属する同代表DFヤン・ヴェルトンゲンは自身のツイッターで「またこのような事件を見るなんて信じられないよ」とコメント。マンチェスター・U所属の同代表MFアドナン・ヤヌザイも自身のツイッターで「ブリュッセルで起きていることに目も当てられない」と投稿した。

 なお、18日には、昨年11月に起きたパリ同時多発テロの犯人の1人とされるサラ・アブデスラム容疑者がブリュッセルで逮捕されたばかり。同テロ事件では、フランス代表とドイツ代表の親善試合も標的となっていた。

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