12年間の活動停止となったヴァルケ氏 [写真]=FIFA via Getty Images
FIFA(国際サッカー連盟)倫理委員会は12日、先月まで事務総長を務めたジェローム・ヴァルケ氏に12年間の活動停止処分を言い渡した。同連盟公式サイト『FIFA.com』が伝えている。
発表によると、ヴァルケ氏は今後、国内外における全てのサッカー関連活動が禁止されるという。ゼップ・ブラッター氏とミシェル・プラティニ氏に先日下されていたものと同等の処分を受けることとなった。また、10万スイスフラン(約1200万円)の罰金処分も発表されている。
“ブラッター会長の右腕”とも称されるヴァルケ氏は、2007年に事務総長に就任。2014年ブラジル・ワールドカップでチケット販売を通じて不正な利益を得たグループに関与した疑いや、2010年南アフリカ・ワールドカップ誘致の際に北中米サッカー連盟のジャック・ワーナー元会長に1000万ユーロ(約12億8000万円)の賄賂を渡していた疑惑がかかっており、1月13日付で解任されていた。
なお、同氏の後任としてはマーカス・カトナー氏が事務局長に就いている。