昨季は名古屋でプレーしていたL・ドミンゲス [写真]=Getty Images
名古屋グランパスを退団したMFレアンドロ・ドミンゲスが、古巣であるブラジルのヴィトーリアに復帰する可能性が高まった。9日付のブラジル地元紙『Correio da Bahia』が報じている。
現在32歳のL・ドミンゲスはヴィトーリアの下部組織出身で、プロキャリアも同クラブからスタートさせた。その後、ブラジル国内のクラブを渡り歩き、2010年に柏レイソルに加入すると、クラブのJ1昇格に貢献した。翌年はリーグ戦で30試合に出場し15得点を記録。クラブ初となるJ1優勝の立役者となり、自身も最優秀選手賞を獲得した。2012年もリーグ戦で10得点をマークするが、その後は度重なるケガに悩まされた。2014年途中に名古屋へ加入するものの、コンディションは上がらず、2シーズンで公式戦16試合の出場にとどまった。昨年11月、契約満了に伴い退団が発表されていた。
ヴィトーリアのマヌエル・マトス副会長は、「彼はこのクラブやファンにとって偉大な選手である」とかつてクラブに所属していたL・ドミンゲスへ関心を示していることを明かした。
それでも、「彼はケガをし、昨年には手術を受けている。ここ2シーズンは好調でなかったことからもパフォーマンスについて評価する必要がある」と契約締結に向けて慎重な構えを示した。同選手は今後メディカルチェックを受け、契約を結ぶかどうか判断されるという。
ヴィトーリアには現在、柏時代の同僚であるブラジル人MFジョルジ・ワグネルが在籍しており、L・ドミンゲス加入となれば約2年ぶりの再会となる。