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FC東京の権田、本田が保有のSVホルンへ期限付き移籍「一度は引退考えた」

2016.01.09

FC東京からSVホルンへの移籍が決まったGK権田修一 [写真]=瀬藤尚美

 日本代表FW本田圭佑のマネジメント事務所であるHONDA ESTILO株式会社は9日、同社が経営権を持つSVホルン(オーストリア3部)が、FC東京からGK権田修一を期限付き移籍で獲得したことを発表した。移籍期間は1年間で2016年12月31日までとなる。権田は1月10日にホルン入りし、11日にはチームに合流する予定。

 権田は移籍に際し、移籍元のFC東京を通じて以下のようにコメントを残している。


FC東京ファン・サポーターのみなさんへ。このたび、オーストリア3部のSVホルンに移籍することが決まりました。僕はFC東京の駒沢スクールに小学校3年生で入りました。約18年間、ずっとFC東京の恵まれた環境の中でプレーできたことで成長することができました。逆を言えば、僕はFC東京以外のチームを知りません。U-15からU-18、U-18からトップチームへ昇格して、進路を自分で決断することは一度もないサッカー人生を歩んできました。プロ生活10年目を迎えるこのタイミングで、サッカー人生で初めてチャレンジしてみたいと思い、今回の移籍を決断しました」

「昨年の7月にオーバートレーニング症候群と診断され、みなさんにはご心配をおかけしました。一度は引退する事も考えましたが、サッカーから離れてみたことで今はプレーしたい意欲が今まで以上に沸いています。この意欲を力に、欧州で一からサッカー人生を始めたいと思っています。今までたくさんの応援をありがとうございました。これからもサッカー選手・権田修一への応援をよろしくお願いします」

 現在26歳の権田は、FC東京ユース出身で、2007年にトップチーム昇格。2009年にデビューを果たすと、翌2010年1月には日本代表でも初出場を飾った。2015シーズンは、J1で開幕から22試合連続でフル出場した。だが、昨年7月29日に行われた明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第5節のベガルタ仙台戦後に異変を訴えると、同8月に開催されたEAFF東アジアカップ2015に臨む日本代表に選出されていたが、コンディション不良を理由に参加を辞退。その後、オーバートレーニング症候群と診断され、仙台戦以降、欠場が続いたまま2015シーズンを終えていた。


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