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アフリカで珍事件…モーリタニア大統領が試合を60分で終わらせる

2015.12.02

国内カップ戦の試合を中断したアズィーズ大統領 [写真]=Getty Images

 モーリタニアのムハンマド・ウルド・アブデル・アズィーズ大統領が、同国で行われた試合を60分の時点で終わらせたようだ。1日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。

 FCテフラフ・ゼイナとASCクサルによるスーパーカップで事件は起きた。国内のリーグ王者とカップ戦王者による同試合を観戦したアズィーズ大統領は60分、残り試合時間が約30分ある中で試合を中断するように命令。即座にPK戦が行われた。

 モーリタニアサッカー協会幹部は、「気まぐれではない。予定が詰まっていて大統領は忙しかった」と中断した理由を説明。さらに、「60分の時点で試合は1-1の同点だった。だから両チームの監督やコーチも承諾したよ」とコメントし、同大統領の命令は納得されたものだったと明かした。

 試合はモーリタニアの独立55周年の記念日と重なっていたため、大統領はこの日多くの予定を抱えていたようだ。関係者によると、試合を中断された選手たちも大統領からメダルやトロフィーをもらうことができて満足した様子だったという。

 モーリタニアは11月5日に発表されたFIFAランキングで104位。2018年ロシア・ワールドカップのアフリカ予選では1次予選を突破したものの、2次予選でチュニジア代表に敗れ、最終予選進出とはならなかった。

By サッカーキング編集部

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