レアル・マドリードに所属するMFモドリッチ [写真]=Real Madrid via Getty Images
レアル・マドリード所属のクロアチア代表MFルカ・モドリッチは、母国クロアチアの検察当局および汚職・組織犯罪防止当局(USKOK)で、古巣ディナモ・ザグレブのズドラフコ・マミッチ元会長が、移籍金を着服していたとの証言を行なっていた。クロアチアメディア『Jutarnji list』が報じ、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
モドリッチは、2008年にディナモ・ザグレブからトッテナムに移籍。その際に際し、マミッチ氏が少なくとも700万ユーロ(約9億4000万円)を着服していたとの証言をした模様。
マミッチ氏はクロアチアサッカー界の黒幕と言われている人物で、7月に脱税と汚職容疑で逮捕されていた。モドリッチは、9月初旬にユーロ2016予選のためクロアチアに帰国。その際に、マミッチ氏に対する申し立ての裏付けを行なったという。
モドリッチは陳述書で、「僕は世界屈指のリーグのクラブに加入できてものすごく喜んでいた。それにズドラフコ・マミッチを全面的に信頼していた」と、マミッチ氏が差し出した書類を読まずにサインをしたと説明。また、同選手はトッテナムから支払われた金銭を引き出し、現金でマミッチ氏に手渡したという。
By サッカーキング編集部
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