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SVホルンの国内トライアウト実施…本田からは「ネバーギブアップ」とエール

2015.06.30

SVホルンのトライアウトに参加した選手たち

 日本代表FW本田圭佑のマネジメント事務所であるHONDA ESTILO株式会社は30日、同社が経営権を持つSVホルン(オーストリア3部)の日本国内トライアウトを実施した。

 書類選考を通過した約100名が参加したトライアウトの選考基準は、「フィジカル」と「メンタル」の2つ。二次選考では、フィジカル重視のメニューが実施され、本田が実際に毎日行っているトレーニングに近い内容になっているという。

 まずは、タッチラインを18秒でダッシュした後にゴールラインを30秒でジョギング。これを6周分繰り返した。5分間の休憩を挟み、次は70メートルの距離を10秒でダッシュ。10秒のインターバルで計12本行った。途中で脱落する選手が出るほど、負荷の高いフィジカルメニューを実施した理由について、同クラブのCEO兼フットボールクラブ副会長を務める神田康範氏は、「これだけきついフィジカルトレーニングの後に、しっかりとパフォーマンスを発揮できるか、しっかり走れるかというフィジカルの強さを重視している。本田選手からは、細かいテクニックではなく、しんどい場面でいかに走れるか、チームに貢献しようという姿勢があるかを見るように言われています」と説明した。

 2種類のフィジカルメニューをこなした後は、20分間ハーフの試合を実施。選手たちは声を掛け合いながら、各々が存在をアピールした。

 前日には本田から「ネバーギブアップ」とのメッセージが届いたそうで、トライアウト開始前に選手たち全員に伝えられた。

 今回、東京ヴェルディでの在籍経験を持つ海老澤宏樹も参加。「僕は今、フリーの状況。日本で海外向けのセレクションということで、以前タイでのプレー経験もあるし、海外には興味があったので受けようと思いました」と、新天地を求めての挑戦となった。

 神田氏は「いい選手が10人いれば10人に合格を出すし、0人の可能性もなきにしもあらず。しっかりと本質を見極めて選考したい」と語り、結果は遅くとも明日7月1日までに本人に通知される。通過者は、7月6日〜8日にオーストリアで開催される最終選考に臨む。最終選考には、本田自らトレーニングに参加する予定で、「負けないメンタルを持っているか」が選考の重要なポイントになるという。

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