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選挙辞退のフィーゴ氏、ブラッター会長再選で「フットボールの敗北」

2015.05.30

FIFA会長選に立候補した際のフィーゴ氏 [写真]=Getty Images

 FIFA(国際サッカー連盟)会長選が29日にチューリッヒで行われ、現職のゼップ・ブラッター会長が再選を果たした。これを受けて、一時は同選挙に立候補していた元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴ氏がコメントしている。大手メディア『スカイスポーツ』が同日に伝えた。

 フィーゴ氏は、ブラッター会長の再選を受けて、「今日、チューリッヒではまた暗黒の日を迎えた。FIFAは敗北した。だが何よりも、フットボールの敗北、そしてそれを本当に考えている全ての人たちが敗北したんだ」とコメントすると、「フットボールに罪はないが、それを組織する団体のリーダーにはある。彼らは規制を正すべきだが、誠実さや正直さは全くない。ブラッター氏と彼に関わる人たちは、FIFAを退廃的な組織にした」と非難。

 さらに、「もしブラッター氏が少しでもフットボールのことを気にかけるならば、再選は諦めていただろう。もし彼が少しでも良識ならば、彼は数日の内に辞任するだろう」と、ブラッター会長が辞任すべきだと主張している。

 そして、自身の立候補取りやめについては、「私は何も後悔していない。私は戦い、貫き通した。私は、道を改めるべきFIFAの再建に向けて努力をした。今は緊急事態だ。フットボールは被害を受けているんだ」とコメントした。

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