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欧州移籍で文化の違いに戸惑う南野「箸のおかげで腹ペコは免れた」

2015.03.13

ビジャレアル戦でEL初出場を果たした南野 [写真]=ムツ カワモリ

 FW南野拓実が、所属するザルツブルクのインタビューに応じ、クラブ公式サイトが伝えた。

 4日に行われたオーストリア・ブンデスリーガ第23節のアドミラ・ヴァッカー戦で2得点を決めた南野。まず、移籍後公式戦初ゴールを祝福されると「ありがとうございます!初の2ゴールに信じられないくらい嬉しく思っています。やっとチームやスタッフの方々にお返しすることができました。ザルツブルクでとてもフレンドリーに歓迎してくれたので、僕のゴールは感謝の印です」と、喜びのコメントを返した。

 ザルツブルク移籍について南野は「昨シーズンのヨーロッパリーグでプレーするザルツブルクを見ましたが、そのプレースタイルは興奮するものでした。オファーが来たとき、正直に言うと長く考える必要はなかったです」と決断に迷わなかったと明かし、さらに「ザルツブルクでレギュラーになり、タイトルを獲得することが僕の大きな夢です」と今シーズンの目標を語った。

 ザルツブルクは、元日本代表DF宮本恒靖氏が2006年から2009年まで所属していたクラブ。移籍の際に宮本氏と話をしたかと問われると、「Jリーグのときから知っていますが、クラブが別だったので、連絡をとったことはないです」とコメントしている。

 また、トレーニングキャンプで同部屋だったオーストリア代表MFシュテファン・イルザンカーとの仲を聞かれると、「シュテファンとはとてもいい友達になりましたし、彼は最初から僕を助けてくれました。僕らは言葉の問題は全くないです。ドイツ語、英語、日本語を混ぜて会話して、お互い理解しあっています」とコメント。

 さらに、ナイフとフォークを上手く使えなかったことをイルザンカーから暴露された南野は、「その通りです。日本では、ここで使うほどそういった食器類を使いません。だからパスタをナイフとフォークで食べたことはなかったんです。新鮮なことでした。だけど、トレーニングキャンプでは箸を用意してくれたので、腹ペコにはならなかったです。(笑)ヨーロッパの食べ物にもなれる必要がありました。日本では魚とお米を食べますが、こっちではパスタやお肉が多いですね」と文化の違いにも言及した。

 ザルツブルクは15日に行われるリーグ第25節でシュトゥルム・グラーツをホームに迎える。最後に南野は「勝利でき、また別のゴールを獲得できたらいいです。もしくは少なくともアシストを記録したいですね。全試合楽しみにしています!」と意気込みを語った。

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