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ペレ、イニエスタも選出…W杯で“ギネス世界記録”樹立のベスト11とは?

2018.06.26

W杯で“ギネス世界記録”を樹立したペレ氏(左)やイニエスタ(右) [写真]=Getty Images

 2018 FIFAワールドカップ ロシア・グループステージ第3節が25日に行われ、エジプト代表はサウジアラビア代表に1-2で敗れた。同試合でエジプト代表GKエッサム・エル・ハダリがW杯の最年長出場記録を更新。元コロンビア代表GKファリド・モンドラゴンが2014 年のブラジル大会・グループステージ第3節の日本代表戦で樹立した43歳3日を上回る、45歳161日での出場を果たした。

 そこで今回は、W杯で“ギネス世界記録”を打ち立てた選手たちを紹介する。ジャンルを問わず世界中で様々な記録を認定する『ギネスワールドレコーズ』が選出したイレブンには、各国のレジェンドたちが顔を揃えた。

▼GK
ティム・ハワード(元アメリカ代表)
2014年のブラジル大会決勝トーナメント1回戦で、歴代最多の1試合16セーブを記録した。延長戦に突入したベルギー代表戦で38本ものシュートを浴び、2失点を喫して敗れたものの、大会記録を樹立。試合後には「マン・オブ・ザ・マッチ」にも選出された。

▼DF
カフー(元ブラジル代表)
カナリア軍団で不動の地位を築き上げ、1994年のアメリカ大会から4大会連続でW杯に出場。2006年大会を除く3大会はいずれも決勝まで進んでおり、ファイナルの試合出場を3度経験した唯一の選手となっている。1994年大会と2002年の日韓大会で優勝を果たした。

フランツ・ベッケンバウアー(元ドイツ代表)
「皇帝」の愛称で知られ、1974年のドイツ大会でキャプテンとして優勝。さらに16年後のイタリア大会では、監督として母国を世界一に導いた。「キャプテン」と「監督」の双方で世界制覇を成し遂げた初めての人物である。

ローラン・ブラン(元フランス代表)
自国開催の1998年大会で最終ラインのリーダーを務め、母国に初のW杯トロフィーをもたらしただけでなく、ギネス世界記録も残した。パラグアイとの決勝トーナメント1回戦で、延長後半に決勝点をマーク。「ゴールデン・ゴール」を決めた初めてのW杯戦士となった。

パオロ・マルディーニ(元イタリア代表)
“史上最高の左サイドバック”と称され、1990年のイタリア大会を皮切りにW杯4大会連続出場を果たした。通算の出場時間は2217分で、W杯で最も長くプレーした選手となった。しかしタイトルには恵まれず、1994年大会の準優勝が最高成績だった。

▼MF
アンドレス・イニエスタ(スペイン代表)
2010年の南アフリカ大会で、スペインを初のW杯優勝に導いた。オランダ代表との決勝戦では、延長後半に値千金のゴールをマーク。116分に生まれた得点は「W杯史上最も遅い時間に生まれた決勝ゴール」としてギネス世界記録に認定されている。

ミカエル・ラウドルップ(元デンマーク代表)
イニエスタの“アイドル”として知られるラウドルップは、1986年大会と1998年大会の2度に渡ってW杯に出場。2得点を記録した。初ゴールは1986年6月8日のウルグアイ戦。そして、2得点目は1998年6月24日のフランス戦だった。12年16日ぶりのゴールは、W杯史上最も長い期間を経て生まれたものだった。

デヤン・スタンコヴィッチ(元ユーゴスラヴィア、セルビア・モンテネグロ、セルビア代表)
異なる3カ国の代表選手としてW杯に出場した初めての選手である。1998年大会はユーゴスラヴィア代表、2006年大会はセルビア・モンテネグロ代表、2010年大会はゼルビア代表としてW杯の舞台に立った。FIFA(国際サッカー連盟)は、A代表の公式戦デビュー後の国籍変更を認めていないが、バルカン半島の独立ラッシュが極めて珍しい記録を生んだ。

▼FW
ミロスラフ・クローゼ(元ドイツ代表)
ブラジル大会の準決勝で、開催国ブラジルを相手にW杯通算16得点目をマーク。元ブラジル代表FWロナウドが持っていた歴代最多得点記録を更新した。2006年のドイツ大会では5得点を挙げて得点王を獲得。前回大会は2得点で、自身初のW杯優勝を経験した。なお、ロシアW杯に参戦中のドイツ代表にコーチとしている。

ペレ(元ブラジル代表)
“サッカーの王様”は複数のギネス世界記録を持つ。1958年のスウェーデン大会では「W杯史上最年少得点(17歳239日)」を記録したほか、決勝での「史上最年少出場」と「史上最年少得点」(ともに17歳249日)を達成した。さらに選手として唯一、3度のW杯優勝を誇る。

ハカン・シュクル(元トルコ代表)
トルコの歴代最多得点記録を保持する。キャリアで唯一出場した2002年W杯は1ゴールに終わったが、これが大記録となった。韓国と対戦した3位決定戦で、試合開始11秒に先制点をマーク。W杯史上最速ゴールとなった。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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