W杯メンバーに選出されている(右)ローズ [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシアに臨むイングランド代表に選出されているDFダニー・ローズ(トッテナム)が、家族にはロシアに来ないように話していることを明かした。6日、イギリスのサッカー誌『FourFourTwo』が伝えている。
ロシアサッカー協会は今年3月に行われたフランス代表との国際親善試合で、フランス代表の黒人選手に人種差別チャントが歌われたとして、FIFA(国際サッカー連盟)から2万2000ポンド(約325万円)の罰金が科されており、人種差別行為があったことが問題となっていた。
このようなことにローズは「自分のことについて心配はしていない」と語った一方で、家族には次のように伝えていることを明かした。
「でも家族にはあそこ(ロシア)には行って欲しくないとは言っている。なぜなら、人種差別的なことなどが起きるかもしれないからだ。僕の父親は本当に動揺していた。そして彼は僕にこう言ったんだ。僕がW杯でプレーしているところを見るチャンスは2度とないかもしれないとね」
「このようなことを聞かなければいけないことはとても悲しいことだ。しかし、これは仕方ないことなんだ。大事な試合に向けて集中している時に、家族の安全を心配することはしたくないからね」
ロシアW杯でグループGに入ったイングランド代表は、6月18日の第1戦でチュニジア代表、24日の第2戦でパナマ代表、そして28日の第3戦ではベルギー代表と対戦する。
By サッカーキング編集部
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