予選屈指の好カードは両チームともに譲らず。勝ち点1を分け合う結果となった [写真]=Getty Images
2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選第2節が6日に行われ、グループGではイタリア代表とスペイン代表が対戦した。
予選屈指の好カードとなった一戦。ユーロ2016終了後に新指揮官を迎えた両雄が激突した。ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が率いるイタリアは、9月5日の第1節でイスラエル代表を3-1で撃破。今節の先発メンバーにはGKジャンルイジ・ブッフォンやレオナルド・ボヌッチ、ダニエレ・デ・ロッシ、リッカルド・モントリーヴォ、グラツィアーノ・ペッレらが名を連ねている。
一方、フレン・ロペテギ監督が指揮を執るスペインは、第1節でリヒテンシュタインに8-0と圧勝。幸先の良いスタートを切った。今節の先発メンバーには、GKダビド・デ・ヘアのほか、ジェラール・ピケやセルヒオ・ラモス、アンドレス・イニエスタ、ダビド・シルバ、ジエゴ・コスタらが名を連ねた。
スペインは19分、セットプレーの流れから右サイドでボールを持ったイニエスタがクロスを上げると、ゴール前のピケが反応。ヘディングシュートを放ったものの、枠の右へ外れた。25分にはダニエル・カルバハルのクロスをファーサイドでS・ラモスが折り返し、再びピケが合わせる。ヘディングシュートは枠を捉えたが、GKブッフォンの正面へ飛んだ。
ホームのイタリアは30分、モントリーヴォが負傷交代を強いられるアクシデント。ジャコモ・ボナヴェントゥーラがピッチへと送り出された。前半は両チームとも得点なく、スコアレスで終了した。
後半立ち上がりの55分、思わぬ形でスペインが均衡を破った。中盤からのスルーパスに反応したビトーロが、相手DFと並走しながらボールを追う。ペナルティーエリアの外へ飛び出してきたGKブッフォンのほうが先にボールへと到達したが、守護神がまさかの空振り。クリアに失敗し、後方へ流れたボールに追い付いたビトーロが無人のゴールへ難なく押し込んだ。
GKブッフォンのミスからビハインドを負ったイタリアは、60分にチーロ・インモービレを投入するが、決定機を作るには至らない。スペインは68分、スルーパスを受けたビトーロがペナルティーエリアに入り、GKブッフォンと1対1の絶好機を迎えたが、シュートは枠の左へと逸れて追加点とはならなかった。
76分にはアンドレア・ベロッティを投入し、打開を図るイタリア。残り10分を切ってから、待望の同点ゴールが生まれた。ペナルティーエリア内でパスに反応したエデルがS・ラモスに倒されてPKを獲得。デ・ロッシがゴール左隅へ落ち着いて決め、1-1の同点となった。
試合は1-1で終了。イタリアが終盤に追い付き、引き分けに持ち込んだ。両チームとも2試合を終えて1勝1分けの勝ち点4となり、2連勝で首位に立ったアルバニアに続いている。
イタリアの次節は9日、マケドニアとアウェーで対戦。スペインは同日、アルバニアとのアウェーゲームに臨む。
【スコア】
イタリア代表 1-1 スペイン代表
【得点者】
0-1 55分 ビトーロ(スペイン代表)
1-1 82分 ダニエレ・デ・ロッシ(PK)(イタリア代表)
By サッカーキング編集部
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