スペイン代表MFシャビを擁護したデル・ボスケ監督 [写真]＝Getty Images
スペイン代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督は、ブラジル・ワールドカップのグループリーグ最終節、グループBのオーストラリア戦を前日に控えた22日に、スペインのテレビ局『クアトロ』のスポーツ番組に出演し、今大会でのパフォーマンスを疑問視されている同代表MFシャビについて語った。
デル・ボスケ監督は、シャビについて、今までの代表での貢献度に言及し次のように擁護した。
「1試合で人々が認めるとは思っていない。オランダ戦で両チームの選手たちの中で最も走っていたのはシャビだった。敗退の理由について、変革、世代交代を話さなければならないが、もう少し考えなければいけない。ベテラン選手が負けたのか？若い選手はプレーしていなかったのか？若い選手がチームを救い、ベテランは過小評価され、そんなベテランは無法者であり、もう代表にやって来ないのか？私たちは全てを失った。私たちの認識では彼はとても偉大だ。とても偉大で、とても大きな存在だ。彼のことを（このワールドカップだけを見て）判断して欲しくない。なぜなら彼はコンスタントにスペイン代表のユニフォームを着ていたのだから」
試合前日会見でデル・ボスケ監督が、筋肉の故障でオーストラリア戦をプレーしないことを認めたシャビは、ワールドカップ後にスペイン代表から引退することが有力。そのため今回のワールドカップ初戦のオランダ戦が代表最後の試合となりそうだ。同選手はスペイン代表として133試合に出場している。