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S・ラモスのスペイン代表連続出場ストップへ…CL直後に強化試合が理由

2014.05.20

6日に長男が誕生したセルヒオ・ラモス [写真]=Europa Press via Getty Images

 今、スペイン代表の中で連続試合出場数が最も多いのがレアル・マドリード所属のDFセルヒオ・ラモスだ。

 今シーズンは継続的に高いパフォーマンスを示しており、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド同様にレアル・マドリードには欠かせない。チャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグではバイエルン相手にヘディングでの2ゴールなどディフェンスだけでなく、攻撃でも相手の脅威となっており、欧州最高のディフェンダーと呼ぶにふさわしい活躍だ。

 そんなセルヒオ・ラモスだが、スペイン代表の連続出場試合記録は39試合で途切れることになりそうだ。

 セルヒオ・ラモスは2011年8月10日に行われたアウェーでのイタリア戦は背中の負傷のため出場できなかった。しかし、そのイタリア戦以降から今日までスペイン代表の国際Aマッチ全てに出場している。

 ビセンテ・デル・ボスケ監督がスペイン代表に就任してからセルヒオ・ラモスは5854分ピッチに立っており、GKイケル・カシージャスの5457分を大きく上回っている。数字が示すように指揮官の信頼も厚い。

 次の国際Aマッチは5月30日にセルヒオ・ラモスの故郷であり、古巣の本拠地であるセビージャのサンチェス・ピスファンで行われる。相手はボリビア。スペイン代表にとってワールドカップに向けた初めてのテストマッチとなる。

 スペイン代表は5月26日からマドリードで合宿をスタートさせるが、24日のチャンピオンズリーグ決勝を戦うレアル・マドリードアトレティコ・マドリードに所属する代表選手は1週間の休暇が与えられる。彼らが代表に合流するのはブラジルに向かう前のアメリカ遠征からだ。デル・ボスケ監督は選手をリフレッシュされることを優先し、チームに合流する前にバカンスを設けた。よってセルヒオ・ラモスはボリビア戦の時はまだバカンス中だ。

 チャンピオンズリーグ決勝が残っている首都2チーム以外はすでにクラブの全日程は終了している。だが代表合宿は26日からでバルセロナや他クラブの選手たちも1週間のバカンスが与えられている。

 スペイン代表連続出場歴代最高記録は現在バルセロナのスポーツディレクターを務め、元代表GKのアンドニ・スビサレッタ氏で86試合。フィールドプレーヤーではベティスのレフティー、ラファ・ゴルディージョ氏で51試合連続出場を果たした。ラファ・ゴルディージョは1984年のユーロ準決勝デンマーク戦でイエローカードを受け、フランスとの決勝戦は出場停止となり、連続出場記録は途絶えてしまっていた。

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