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コロンビア、コパ・アメリカ2021の共催から離脱…反政府デモによる国内政情不安が理由

2021.05.21

反政府デモが広がっているコロンビア [写真]=Getty Images

 南米サッカー連盟(CONMEBOL)は20日、2021年6月11日に開幕予定であるコパ・アメリカ2021のホスト国の1つだったコロンビアが、同大会の共同開催を断念することになったと公式サイトで発表した。

 日本代表が招待国として参加した前回大会は、2019年夏に行われた。原則4年ごとに開催されていた同大会は、2020年からEUROと同じタイミングで4年ごとに開催されるスケジュールに変更されることが決まっていたが、2020年大会は新型コロナウイルスの影響により延期されていた。

 コパ・アメリカ2021は、アルゼンチンとコロンビアの共同開催で行われることが発表されていた。しかし、現在コロンビアでは税制改革案をきっかけに反政府デモが4月から続いている状況で、一部暴徒化したデモ参加者と警官隊の衝突によって死者も出ている。コロンビア政府は、この国内政情不安を理由に大会の開催時期を11月へ変更することを要請していたが、CONMEBOLから却下されていた。

 CONMEBOLは公式サイトで、コパ・アメリカ2021の実現を保証。コロンビアで行われる予定だった試合の会場変更は、近日中に知らせるとしている。

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