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89分に追いつき、延長戦で2ゴール…英国に劇的勝利の豪州が五輪4強入り!

2021.07.30

オーストラリアが東京五輪準決勝進出を決めた [写真]=Getty Images

 30日、東京オリンピック女子サッカー準々決勝イギリス女子代表vsオーストラリア女子代表が行われた。

 グループEを首位で通過したイギリスとグループGを3位で通過したオーストラリアの一戦。なでしこジャパンが準決勝へ駒を進めた際には、この試合で勝利したチームとの対戦となる。

 序盤はイギリスがチャンスを作ると、15分にMFキーラ・ウォルシュが敵陣中央から強烈なミドルシュートを放つ。ボールは惜しくも左ポストを叩き先制点とはならないが、オーストラリアのゴールを脅かしていく。23分には、またしてもイギリス。右サイドを崩すと、クロスのこぼれ球を拾ったFWローレン・ヘンプがペナルティエリア右からニアサイドを突くシュート。しかしこれはオーストラリアGKティーガン・マイカが好セーブを見せ得点を許さない。

 守備の時間が続くオーストラリアだが、35分に先制に成功する。右CKからインスイングのボールが上がると、ゴール前からDFアラナ・ケネディがヘディングシュート。これがゴール左に決まり、イギリスの攻撃を耐え忍んでいたオーストラリアがリードを奪う。試合は0-1でハーフタイムを迎えた。

 そして後半、イギリスが試合を同点とする。57分、敵陣右サイドからクロスが上がると、ゴール前で待っていたFWエレン・ホワイトがヘディングシュートを放つ。これがゴール左へと決まり、試合は1-1となった。

 すると66分、イギリスが逆転に成功する。敵陣深く左サイドでスローインを獲得すると、ゴール前へのロングスローのこぼれ球からFWエレン・ホワイトが右足でシュート。ボールは相手GKの手に当たりながらも右のサイドネットへと吸い込まれた。エレン・ホワイトのこの日2点目となるゴールでイギリスが逆転に成功する。

 このままイギリスが勝利するかと思われた89分、負けじとオーストラリアも、FWサム・カーの得点で同点に追いついた。試合はこのまま終了し延長戦へと突入する。

 迎えた延長前半、イギリスはPKを獲得し勝ち越しへ絶好のチャンスを迎える。しかし、FWキャロライン・ウィアのシュートをGKティーガン・マイカがセーブすると、103分にFWメアリー・ファウラーが“ゴラッソ”と言えるミドルシュートを決め、再びオーストラリアがリードを奪った。

 そして延長後半開始早々、オーストラリアが追加点を記録した。106分、敵陣中央右サイドからクロスが上がると、中央で待っていたFWサム・カーがこの日2点目となるヘディングシュートを決めた。スコアは2-4となる。

 得点が欲しいイギリスは115分、右サイドのクロスからエレン・ホワイトがこの日3点目となるゴールを決め1点差とするも、オーストラリアは決死のディフェンスでそれ以上の失点は許さず。

 結局3-4で劇的な勝利を収めたオーストラリアが、準決勝進出を決めた。オーストラリアの次戦は、スウェーデンvs日本の勝者と準決勝を迎える。

【スコア】
イギリス女子代表 3-4 オーストラリア女子代表

【得点者】
0-1 35分 アラナ・ケネディ(オーストラリア女子代表)
1-1 57分 エレン・ホワイト(イギリス女子代表)
2-1 66分 エレン・ホワイト(イギリス女子代表)
2-2 89分 サム・カー(オーストラリア女子代表)
2-3 103分 メアリー・ファウラー(オーストラリア女子代表)
2-4 106分 サム・カー(オーストラリア女子代表)
3-4 115分 エレン・ホワイト(イギリス女子代表)

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