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2020年東京五輪に「サッカーイギリス代表」が出場? 委員会が協議実施へ

2016.08.24

2012年のロンドン五輪に出場したイギリス代表 [写真]=Getty Images

 21日に閉幕したリオデジャネイロ・オリンピック。

 閉会式では、引き継ぎセレモニーに安倍晋三総理がスーパーマリオに扮して登場するという粋な演出もあった。リオ五輪が終わり、これからは2020年の東京五輪に向けた活動が活発となる。

 グループステージ敗退に終わったサッカー男子日本代表、そしてまさかの予選落ちとなったなでしこジャパンの再起に期待したいところだ。

 そんななか、イギリス紙『ガーディアン』が早速2020年大会に関するニュースを伝えていた。

 記事によれば、東京五輪のサッカー競技でイギリス代表が出場できるよう、イギリスオリンピック委員会が話し合いの機会を持つというのだ。

 オリンピックでは各オリンピック委員会単位での出場しか認められていない。そのため同じイギリスでありながらそれぞれに協会を持つイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つのサッカーチームは出場することができないが、2012年のロンドン五輪では「イギリス代表」が組織され、元ウェールズ代表FWライアン・ギグス氏やイングランド代表FWダニエル・スタリッジらが出場した。

 イングランド代表は昨年行われた女子ワールドカップで快進撃を見せ、準決勝に進出。惜しくも日本に敗れたものの、3位決定戦では延長戦の末に強豪ドイツを下し、3位という好成績を収めていた。

 そうした背景もあり、イギリスオリンピック委員会のチーフエグゼクティブを務めるビル・スウィーニー氏は「チームGB(イギリス五輪代表)にサッカーチームがいないことに我々はひどく失望している」とコメント。

 次回の東京五輪では男女ともイギリス代表が出場できるようFA(イングランドサッカー協会)と話し合いの機会を持つようだ。

 同紙によれば、今回のリオ五輪に向けてもサッカーイギリス代表の組織に向けた動きがあったようなのだが、FAを除く3つの協会から反対があり、実現しなかったようだ。

 なお、イギリスは今回のリオ五輪で大健闘。金メダル27個はアメリカに次ぐ2位、合計でのメダル数も世界3位となる67個であった。

(記事提供:Qoly)

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