ユトレヒトがEL出場権を巡って怒り [写真]=Getty Images
ユトレヒトのスペイン人FWアドリアン・ダルマウがエールディヴィジの打ち切りに異議を唱えた。スペイン紙『マルカ』が24日に伝えている。
エールディヴィジの打ち切りにより、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の出場権は中断前までの順位表に基づいて決められ、首位のアヤックスはCL予選プレーオフからの出場権、2位のAZはCL予選2回戦からの出場権を獲得。また3位のフェイエノールトにEL本戦からの出場権、FW堂安律が所属する4位のPSVと5位のヴィレムIIにEL予選2回戦からの出場権が与えられることが決まった。
しかし本来、EL本戦からの出場権1枠は国内カップ戦の優勝チームの権利。今シーズンの決勝にはフェイエノールトとユトレヒトが進出していたものの打ち切りとなり、出場権は結果的にリーグ戦3位のフェイエノールトが手にしている。また、ユトレヒトのエールディヴィジ中断前の成績は25試合を消化して勝ち点「41」の6位。5位ヴィレムIIとの勝ち点差は「3」だったが、消化試合は1試合少なく、さらに得失点差では圧倒的に上回っていた。
カップ戦決勝へ進出したことが考慮されず、またエールディヴィジでもヴィレムIIと同数の試合を行っていれば順位が逆転してヨーロッパの戦いに進める可能性があっただけに、ユトレヒト側は異議を唱える声明を発表している。
ダルマウも怒りを爆発させ、「途方もない怒りを覚えている。何を言えばいいか分からないくらいね」とコメント。また「ユトレヒトに対する不正が行われたと言ってもいい。この決定はいかなる種類の基準もなく行われた」とし、「クラブのオーナーは上訴するはずだ。弁護士に費用を惜しまないだろう。だってこれは不正義だからね」と抵抗する姿勢を示した。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト