試合中に心臓発作でピッチに倒れ込んだヌリ [写真]=Getty Images
8日に行われたブレーメンとアヤックスによるテストマッチで、不幸な出来事が起こってしまった。後半72分に、アヤックスのU-20オランダ代表MFアブデラク・ヌリが特に接触のない状況でピッチに倒れ込んだ。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。
試合は中断され、両チームの医療スタッフが治療にあたり、そのまま救命ヘリコプターにより病院まで緊急搬送されている。
クラブの発表によれば、ヌリは心臓発作を起こしていたとのことで、一度意識を回復させた後に治療のため人工的な昏睡状態に置かれているという。さらにその後の発表によれば、容体は安定しているとのこと。
ブレーメンでマネージャーを務めるフランク・バウマン氏は、「非常にショックを受けている。選手とその家族、そしてアヤックスのことを想っているよ」とコメント。その一方で「我々としては、まずは気持ちの整理をしなくてはならない。そしてまた明日から取り組んでいかなくては」と言葉を続けた。
ヌリは現在20歳で、アヤックスの下部組織で育った。2016年10月にエールディヴィジでトップデビューを果たし、2016-17シーズンは公式戦15試合出場1ゴールを記録した。