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日本人対決は小林に軍配 ヘーレンフェーンがADOデン・ハーグを完封で4連勝

2016.09.25

小林(左)がフル出場したヘーレンフェーンは、ゼネリ(中央)の活躍もあり勝利(写真は17日のローダJC戦) [写真]=VI Images via Getty Images

 エールディヴィジ第7節が行われ、FWハーフナー・マイクが所属するADOデン・ハーグと、MF小林祐希が所属するヘーレンフェーンが対戦した。

 開幕から3連勝と好調な出だしとなったADOデン・ハーグだが、その後1分け2敗と失速しており、勢いを取り戻したい一戦だ。一方のヘーレンフェーンは3連勝と波に乗っており、順位表でも5位まで浮上してきた。上位争いに食らいついていきたい両チームの激突するゲームで、ハーフナーと小林はともに先発出場を果たしている。

 開始1分、ADOデン・ハーグがチャンスを迎えた。シェラルド・ベッカーが右サイドを突破し、そのままエリア内まで持ち込んでゴール右隅を狙ったが、GKエルウィン・ムルダーに弾かれた。12分には、左サイドからのグラウンダーのクロスから、フリーになっていたケヴィン・ヤンセンが枠を狙ったが、後ろから全速力で戻ってきた小林がスライディングでプレッシャーをかけ、シュートはゴールの上に外れていった。

 ヘーレンフェーンは25分に決定機を迎えた。アルバー・ゼネリがヘッドで落としたところにレザ・グーチャンネジャドが反応し、エリア内からシュートを放ったが、左ポストにあたって得点には至らない。しかし27分、左CKのチャンスでゴール前にボールが送られると、GKエルネスタス・シェトクスが弾いたボールが詰めていたDFウィルフリード・カノンの体にあたってゴールに入った。ヘーレンフェーンが先制に成功する。

 前半はそのまま0−1で終了した。

 後半は、リードするヘーレンフェーンが主導権を握った。49分、左サイドからのFKをサム・ラーションが直接狙う。GKシェトクスが弾いたところに詰めたペッレ・ファン・アメルスフォールドがゴールに押し込んだが、オフサイドの判定が下されて認められない。さらに52分には、右サイドからドリブルで切り込んだゼネリがミドルシュートを放つがポストの左に外れた。同選手は54分にもミドルシュートを狙うが、ゴールを奪うことはできない。

 74分には、エリア手前にいたゼネリが胸トラップでエリア内右に進入し、強烈なシュートを放ったが枠の上にそれて外れた。78分にはエリア手前でボールを受けた小林が左足で枠を狙ったが、これもGKムルダーにキャッチされる。しかし直後の79分、右サイドからのグラウンダーのボールをゼネリが右足でゴール左隅に流し込み、ついに追加点を奪った。

 リードを広げたヘーレンフェーンは88分、ヘンク・ヴェールマンがエリア内でマークを交わしてゴール右隅にシュート。これがネットを揺らしてダメ押し点となった。

 試合はそのまま終了し、0−3でヘーレンフェーンが勝利して、連勝を4に伸ばした。ハーフナーと小林はそれぞれフル出場している。

 ADOデンハーグは次戦、30日にエールディヴィジ第8節でズウォレと対決。ヘーレンフェーンは10月1日、同第8節で王者PSVと対戦する。

【スコア】
ADOデン・ハーグ 0−3 ヘーレンフェーン

【得点者】
0−1 27分 オウンゴール(ウィルフリード・カノン)(ヘーレンフェーン
0−2 79分 アルバー・ゼネリ(ヘーレンフェーン
0−3 88分 ヘンク・ヴェールマン(ヘーレンフェーン

By サッカーキング編集部

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