2ゴールを挙げたインテルのイカルディ(中央) [写真]=Getty Images
セリエA第12節が6日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルはホームでクロトーネと対戦。3-0と快勝した。長友はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。
ステファノ・ヴェッキ暫定監督がセリエAでの初采配に臨んだインテル。最下位のクロトーネの堅守に苦戦したものの、終盤の猛攻で3ゴールを奪って勝利を収めた。PKを含む2ゴールを記録して勝利に貢献したキャプテンのアルセンチン人FWマウロ・イカルディが、試合後にクラブ公式メディア『インテル・チャンネル』のインタビューに応じた。
「2点目のゴールは、エデルの素晴らしいプレーによって決められたものだ。美しいプレーだったよ。サン・シーロ(ジュゼッペ・メアッツァ)での試合ではよくあることだけど、相手は後ろをがっちりと固めてくる。(ペナルティー)エリア内に入ることは難しかった。それでも先制点が生まれて、オープンな戦いになった。そう5勝2分けして3点を決めることができたよ」
1日にフランク・デ・ブール前監督の解任が決まり、ヴェッキ暫定監督の下で再起を期しているインテル。イカルディは「素晴らしい選手が集まったグループ。全員が優れた選手で皆が落ち着いている。全員が一体となっているけど、時には気持ちのこもったプレーが不足することもある。それが修正すべき点だ」とコメントし、チームの団結を強調するとともに、課題も口にした。
「それぞれはクオリティーの高いものを持っており、個人個人はとても素晴らしい。代表戦後は、全ての試合を正しいやり方で戦わなければならない。これから準備を行い、どれほどの収穫物があるか見てみようじゃないか」
そしてイカルディは、ヴェッキ暫定監督について「自分を褒めてくれたよ。ハーフタイムでの指示が素晴らしかった。この一週間、彼の考えを話してくれた。彼のセリエAデビュー戦を勝利で飾ることができて嬉しく思う。ユニフォームをヴェッキ監督が欲しいと言ってきたんだ。明日、彼にプレゼントするよ」と語っている。
インテルはセリエA第12節を終えて5勝2分け5敗、勝ち点「17」の9位。首位ユヴェントスとは13ポイント差、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位ミランとは8ポイント差をつけられている。国際Aマッチウイークによる中断期間を経て、次節は20日、ミランとのダービーマッチに臨む。
By サッカーキング編集部
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