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長友が開幕戦以来のフル出場 崖っぷちインテルは5試合ぶり白星

2016.10.27

開幕戦以来の先発出場を果たした長友佑都 [写真]=Inter via Getty Images

 セリエA第10節が26日に行われ、日本代表DF長友佑都が所属するインテルトリノが対戦した。長友は左サイドバックで2試合連続の先発出場を果たしている。

 インテルは直近の公式戦5試合で1勝4敗と絶不調。リーグ戦では3連敗中で14位に沈んでいる。この試合に結果によっては、フランク・デ・ブール監督が解任される可能性もあり、勝負の試合となる。

 最初にチャンスを作ったのはインテル。12分、エリア手前左でボールを持ったエデルがクロスを入れると、ファーサイドのアントニオ・カンドレーヴァが右足でダイレクトボレーシュート。しかし、ここは惜しくも右のサイドネットに外れてしまった。

 両チームともになかなか決定機を作れない時間が続いたが、35分にインテルが均衡を破る。エリア手前でカンドレーヴァがエベル・バネガからパスを受けると、タイミングを見計らってマウロ・イカルディへスルーパスを送る。ボールはやや長くなったが、飛び出したGKジョー・ハートが弾いたボールがイカルディに当ってゴール左に吸い込まれた。インテルはややラッキーな形で先制に成功。ハートとしては痛恨のプレーとなってしまった。

マウロ・イカルディ

イカルディのゴールでインテルが先制した [写真]=Inter via Getty Images

 続く42分、相手DFの裏に抜け出したイカルディがエリア手前左から右足シュートを狙ったが、ここは枠の左へ外れてしまった。このまま1-0でインテルがリードしてハーフタイムを迎える。

長友佑都

2試合連続で先発出場を果たした長友 [写真]=Inter via Getty Images

 後半立ち上がりの49分、再びインテルが相手ゴールに迫る。右サイドのクリスティアン・アンサルディからパスを受けたマルセロ・ブロゾヴィッチがコントロールしたシュートを狙ったが、ここは惜しくも枠の左へ外れてしまった。

 徐々にトリノが攻勢に出ると、63分にスコアが動く。GKハートが前線にロングフィードを送ると、マキシ・ロペスが前線で競り合い、ボールがこぼれる。これに反応したアンサルディとジェイソン・ムリージョが味方同士でぶつかってしまい、これを拾ったアンドレア・べロッティが右足で強烈なシュートを狙う。これがGKサミール・ハンダノヴィッチの手を弾きながらゴール右に決まり、トリノが同点に追いついた。

 直後の66分、右サイドのカンドレーヴァが上げたクロスを、ファーサイドのイカルディが頭で折り返し、最後はフリーのブロゾヴィッチがシュート。しかし、ボールは力なく相手DFにクリアされてしまい、この決定機を決めきれなかった。

 なんとか勝ち越したいインテル。88分、右サイドのカンドレーヴァがクロスを上げると、これは合わずに逆サイドに流れる。長友が拾い、途中出場のロドリゴ・パラシオに預けると、中央のイカルディへパスを入れる。するとイカルディが相手DFを背負いながら強引に右足シュート。これがゴール右上に決まり、インテルが再びリードを奪った。

マウロ・イカルディ

強引にシュートを放ったイカルディ(中央) [写真]=Inter via Getty Images

 試合はこのまま2-1で終了。インテルにとっては5試合ぶりのリーグ戦白星。ひとまずデ・ブール監督の解任は免れたようだ。なお、長友は開幕戦以来のフル出場を果たしている。

 次節、インテルはサンプドリアと、トリノはウディネーゼとそれぞれ敵地で対戦する。

【スコア】
インテル 2-1 トリノ

【得点者】
1-0 35分 マウロ・イカルディ(インテル
1-1 63分 アンドレア・べロッティ(トリノ
2-1 88分 マウロ・イカルディ(インテル

By サッカーキング編集部

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