先発した長友は61分までプレーした [写真]=Inter via Getty Images
セリエA第9節が23日に行われ、アタランタと日本代表DF長友佑都所属のインテルが対戦した。
13位のアタランタはここ3試合で2勝1分けと調子が上向いており、ホームで勝ち点3獲得を狙う。対する11位インテルは20日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第3節で日本代表DF吉田麻也所属のサウサンプトンを下したものの、リーグ戦では3試合白星なしと苦戦。なんとか4試合ぶりの勝利を手にしたいところだ。
インテルは長友がELに続いて公式戦2試合連続、リーグ戦では開幕節以来となる先発出場を果たしたほか、FWマウロ・イカルディやFWエデルらが起用された。
先制したのはアタランタだった。10分、右からのCKをニアサイドのヤスミン・クルティッチがすらしたボールをファーサイドのアンドレア・マジエッロがヘディングで叩き込んでネットを揺らした。
直後の13分には左サイドを突破したブカリ・ドラメのクロスにエリア内右のアンドレア・コンティがフリーで合わせたが、このヘディングシュートはGKサミール・ハンダノヴィッチに阻まれた。
その後も主導権を握られたインテルは決定的なチャンスを作ることができないまま、前半はアタランタの1点リードで折り返す。
後半に入り50分、インテルはエリア手前左でFKを獲得すると、マルセロ・ブロゾヴィッチが右へ小さく動かし、エデルが右足を一閃。強烈なシュートがゴール右上に突き刺さり、試合は振り出しに戻った。
逆転を狙うインテルは61分に長友を下げてクリスティアン・アンサルディを、62分にはブロゾヴィッチに代えてジョフレイ・コンドグビアを投入した。
インテルは79分、左からのクロスをイカルディが落とし、エリア内左のイヴァン・ペリシッチがボレーで狙う。しかし枠を捉えたシュートはGKに阻まれてしまった。
86分には左サイドからペリシッチが折り返したボールがエリア内右のジョアン・マリオに渡る。しかし、右足で放ったシュートはDFに当ってコースが変わり、GKの正面に飛んだ。
すると88分、エリア内でドリブルを仕掛けたフランク・ケシエがファールを受けてアタランタがPKを獲得。これをマウリシオ・ピニージャがゴール左に蹴り込み、土壇場で勝ち越しに成功した。
結局試合はこのまま2-1でタイムアップを迎え、アタランタがホームで勝ち点3を獲得。インテルはリーグ戦3連敗となった。なお、先発出場した長友は61分までプレーした。
次節、アタランタは26日に敵地でペスカーラと、インテルは同日にホームでトリノと対戦する。
【得点者】
1-0 10分 アンドレア・マジエッロ(アタランタ)
1-1 50分 エデル(インテル)
2-1 88分 マウリシオ・ピニージャ(PK)(アタランタ)