ミランとフィオレンティーナが対戦した [写真]=Getty Images
セリエA第6節が25日に行われ、フィオレンティーナと日本代表MF本田圭佑が所属するミランが対戦した。
2連勝中のミランは、なんとしても勝利して上位勢に食らいついていきたい一戦になる。ジャンルイジ・ドンナルンマ、アレッシオ・ロマニョーリ、ジャコモ・ボナヴェントゥーラ、カルロス・バッカら前節と全く同じメンバーがスターティングラインナップに並んだ。本田はまたもベンチスタートとなっている。1試合未消化のフィオレンティーナは、開幕節のユヴェントス戦以来負けがない。今節はチプリアン・タタルシャヌ、フェデリコ・ベルナルデスキ、ニコラ・カリニッチらがスタメンに名を連ねている。
フィオレンティーナは6分、ピッチ中央からカウンターを仕掛ける。長いパスを最終ライン付近でカリニッチがエリア手前に落とし、走り込んだヨシプ・イリチッチが左足でカーブの掛かったシュートを放ったが、枠の左に外れた。9分には、カルロス・サンチェスがロングシュートを狙うが、これも枠外でゴールには至らない。しかし、開始早々からフィオレンティーナの積極性が目立つ展開となる。
攻め込まれるミランは18分、ニアンが左サイドでボールを貰って右足でシュート。ディフェンスに当たったボールがGKタタルシャヌの前にこぼれると、再び詰めたニアンが思い切りよく枠を狙っていったが大きくバーの上を超えていった。
23分、フィオレンティーナがPKを獲得。ミランのDFカラブリアがボルハ・バレーロを倒すと、主審はペナルティスポットを指差した。ところが、キッカーのイリチッチのシュートは惜しくも右ポストに嫌われ、ネットを揺らすことはできない。ミランも33分、スソのパスを受けたカラブリアがエリア内にボールを転がすと、中で待っていたバッカがヒールで流し込もうとしたが、合わせることはできなかった。
前半はスコアが動かないまま終了する。
51分、ミランはカウンターを仕掛ける。左サイドを駆け上がったニアンがゴール前にパスを出すと、走り込んだボナヴェントゥーラが合わせようとしたが、ディフェンス陣が決死のスライディングでブロック。一方のフィオレンティーナも55分、カウンターでボールを運び、カリニッチがエリア右からシュートを放つが、これもGKドンナルンマがセーブしている。
63分にミランに決定機が訪れた。カウンターを仕掛けると、スソのパスを受けエリア内右に進入したボナヴェントゥーラが、切り返してマイナス方向へパスを出す。 待っていたスソが左足で枠を狙ったが、コースを読んでいたGKタタルシャヌが決死のジャンプで弾いて難を逃れた。
80分、後方からのロングボールを左サイドでトラップしたカリニッチがドリブルでエリア内まで進入し、右足でファーポストを狙ったシュートを撃ったが、GKドンナルンマがキャッチ。一方のミランも85分、右サイドからのクロスをフィオレンティーナのカルロス・サンチェスがクリアミスすると、ボールがエリア内でバッカに渡る。同選手はトラップして浮かしたボールをオーバーヘッドでシュートしたが、枠の右に外れてゴールをこじ開けることはできなかった。
試合はゴールが生まれないままタイムアップを迎え、0−0で引き分けに終わった。なお、ベンチスタートの本田は出場していない。
フィオレンティーナは次戦、29日にUEFAヨーロッパリーグ・グループステージ第2節でカラバフ(アゼルバイジャン)と、ミランは10月2日にセリエA第7節でサッスオーロと対戦する。
By サッカーキング編集部
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