去就に揺れるミランのコロンビア代表FWバッカ [写真]=LatinContent/Getty Images
パリ・サンジェルマンのウナイ・エメリ監督が、日本代表FW本田圭佑が所属するミランのコロンビア代表FWカルロス・バッカを獲得しない意向を示した。イタリアメディア『tuttomercatoweb.com』が28日に報じている。
エメリ監督は同日に記者会見に臨み、セビージャ時代に指導したバッカについて「バッカはEU圏外選手であり、彼を獲得できるような枠がない」と言明。パリ・サンジェルマンには、元ブラジル代表DFマクスウェル、同代表DFチアゴ・シウヴァ、同DFダヴィド・ルイス、同MFルーカス・モウラの4人のブラジル人選手が在籍している。バッカを獲得するためにはこのうち1人を放出しなければならないため、現状では獲得の意思がないことを明かしている。
バッカは、チャンピオンズリーグ出場を強く望んでいるが、恩師エメリの発言でパリ・サンジェルマンへの移籍は厳しくなった。また、移籍先の候補の一つに浮上していたナポリは、ユヴェントスに移籍したアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの後釜に、アヤックスからポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクを獲得することが濃厚。ナポリへの移籍は閉ざされたものと見られており、去就の決着がつくのはまだ先になるようだ。