2015.12.15

不調に苦しむユーヴェFWモラタ…契約延長&年俸アップの信頼に応えられるか

モラタ
チームが調子を上げてきているのに対し、モラタは今季リーグ戦1得点に留まっている [写真]=Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

 2位のフィオレンティーナを撃破したユヴェントスが6連勝で、ローマを抜いて4位に浮上した。首位インテルとの勝ち点差は6ポイントとなり、スクデット獲得の可能性も高く、現実的なものとなってきた。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は「いや、(ロベルト)マンチーニの方が有利だ」と謙遜しているが、本心はどうか。こうなると、年明け2月28日に開催予定の第27節ユーヴェ対インテルの直接対決は、大きな盛り上がりを見せるだろう。

 フィオレンティーナ戦ではユーヴェの得点ランキングでトップに立つアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが後半アディショナルタイムに3点目を決めて、勝利を決定的なものにした。逆転弾のクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチとともに今シーズン、ユーヴェの攻撃面を引っ張っていく存在だ。本来なら、そこにフランス代表MFポール・ポグバらが加わっていなければならないはずなのだが、今年はポグバのシーズンではないのか。そしてもう一人、不調の選手がいる。スペイン代表FWアルバロ・モラタだ。

 昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準優勝の原動力となったモラタだが、今シーズンはCLのマンチェスター・C戦とセビージャ戦、そしてセリエAではボローニャ戦でのわずか3得点。10月4日以降、ゴールから遠ざかっている。しかし、クラブは2020年6月末までの契約延長を発表した。そして年俸も220万ユーロ(約2億9700万円)から320ユーロ(約4億3200万円)に昇給すると推定されている。ただ、レアル・マドリードが2016年か2017年に買い戻しができるという条項もある。

 ユーヴェのジュゼッペ・マロッタCEOはフィオレンティーナ戦後、「レアルの承認が必要ではあるものの、彼は我々のもとに残ってくれると考えている」とコメント。クラブ側のモラタに対する信頼は全く揺るがないようだ。モラタも「これまで何度もつまづいてきた。でもその度に起き上がってきた」と話しており、今回のスランプも乗り越えられると信じている。

 現在、絶好調のユーヴェではあるが、まだシーズンは中盤に差し掛かったところで、いつかは調子の落ちる時が出てくるだろう。そしてCL決勝トーナメントのゲームもある。ディバラ、マンジュキッチだけでなく、やはりモラタやポグバの得点能力も必要になってくるはず。契約延長と年俸アップを決めたクラブの信頼に応えることができるか、ここがモラタの正念場だ。

文=赤星敬子

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