再開初戦で3得点に絡んだブラント(右)[写真]=Pool via Getty Images
ドルトムントに所属するドイツ代表MFユリアン・ブラントが、16日に行われたブンデスリーガ第26節のシャルケ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。
約2カ月ぶりにブンデスリーガが再開され、ドルトムントはホームでシャルケと対戦した。再開初日に迎えた“ルール・ダービー”で先発出場したブラントは、29分に華麗なヒールパスで先制点の起点になると、45分にはスルーパスでラファエル・ゲレイロのゴールをアシスト。さらに後半立ち上がりの48分にはトルガン・アザールのゴールも演出し、フル出場で3ゴールに絡む活躍を見せて4-0の完勝に貢献した。
ブラントは試合後、「完璧ではなかったけれど、いいパフォーマンスだった。特に後半はもっとレベルを上げるべきだった。だけど、僕らの狙い通り比較的早く3-0にできた。終盤にかけて体力が落ちてしまった。長い中断明けの最初の試合にしてはいい試合だったと思う。この試合をベースにできるはずだ」と振り返った。
リーグ再開を果たしたものの、普段なら8万人以上が入るスタジアムは無観客のため閑散とし、試合直前までマスクを着用するなど新型コロナウイルス対策も徹底されている。ゴール後のセレブレーションも接触や距離に気を使う状況だ。ブラントは、今までと違う環境について「もちろん、通常の状態でプレーするほうがいい。僕らは適応する必要がある」と話したが、それでも「このような状況でも楽しんでやらなければいけない」と前向きに語った。
また、ドルトムントの一部の選手は試合後、いつものように「黄色い壁」に挨拶。普段なら約2万5000人が集まるゴール裏は無人だったが、それでもダービーでの勝利をファンに報告した。ドイツ誌『kicker』によると、この勝利報告について、ブラントは「(選手たちの)自発的な行動だった」と明かしている。
By サッカーキング編集部
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