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2ゴールに絡んだ香川真司、渾身ヘッドも結果出せず「惜しいだけじゃ意味がない」

2018.11.01

今季2試合目のスタメンで2得点に絡んだ香川真司(右)[写真]=City-Press via Getty Images

 MF香川真司が所属するドルトムントは、10月31日に行われたDFBポカール2回戦でウニオン・ベルリン(2部)に3-2で勝利した。香川は9月26日に行われたブンデスリーガ第5節のニュルンベルク戦以来、5週間ぶりの出場を果たし、2得点に絡む活躍を見せたが、78分で途中交代となった。

 右足首のケガなどの影響で実に公式戦7試合ぶりの出場となった。香川は試合後、「久しぶりの試合でしたし、このタイミングぐらいしかチャンスはないと思ってた。何としても勝つことはもちろんですけど、僕自身の結果も欲しかった」と振り返った。

 40分にはマフムド・ダフードのクロスに頭で合わせたが、惜しくも相手GKのスーパーセーブに阻まれた。そのこぼれ球をクリスティアン・プリシッチが押し込んで先制点に絡んだものの、「入り切ってゴールなんで。惜しいだけじゃ意味がない」。渾身のヘディングシュートを決めきれず、「点を取ったやつが結果として残るわけなんで。チャンスだけではあまりイメージとして残らないんでね」と悔しさをにじませた。

 同点とされて迎えた73分には、香川が敵陣中央で起点となり、最後はプリシッチのスルーパスをマキシミリアン・フィリップが沈め、勝ち越しゴールにも絡んだ。しかし、何よりゴールやアシストでアピールできず、「少ないチャンスを生かせるか生かせないか。それは自分自身にかかってると思うんで、結果という意味では今日は物足りないですね」と冷静に話した。

 この試合も延長戦の末に勝利し、ドルトムントは今シーズン開幕から公式戦14試合無敗をキープ。そんな勢いに乗るチームの中でポジション奪還は難しいが、「今はチームとしていい時期だけど、(チャンスをもらえる)流れは絶対ある」と断言。「なかなか流れを個人的に変えるのは難しいですけど、今日もギリギリで勝って、試合(のスケジュール)もタイトになってきた。また引き分けたり、負けたときに、どういう変化が見られるかっていうのはある。シーズンは長いので、何が起こるかわからないし、どこにチャンスがあるか。そこだけは切らさないようには意識しています」と前を向いた。

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By 湊昂大

Kota Minato イギリス大学留学後、『サッカーキング』での勤務を経てドイツに移住して取材活動を行う。2021年に帰国し、地元の広島でスポーツの取材を中心に活動中。

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