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指揮官交代で好転のドルトムント…前監督アシスタントが語る急転落の理由は?

2018.01.03

監督交代で好転したドルトムント [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 MF香川真司が所属するドルトムントのドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルは、ペーター・シュテーガー新監督に代わってチームにポジティブな変化があったと語った。2日付のドイツ誌『kicker』が伝えた。

 ヴァイグルは、前任者のピーター・ボス監督のもとで、常に前線に顔を出さなければならなかったが、シュテーガー監督に代わって得意の下がり目の位置でプレーできるようになった。「ピッチ上で、前よりも明らかに気持ちよくプレーできているよ」とヴァイグルは話し、チーム全体にもポジティブな影響があることを認めた。

「シュテーガー監督は正しい部分を修正してくれた。これによって、後方の選手たちは安心感を取り戻せたんだ。彼は、どのタイミングでプレッシングに行くのか、あるいはリトリート(撤退)するのかをはっきり言ってくれたんだ。最終ラインが常に前に押し上げないといけないというプレッシャーを取り除いてくれたんだよ」

 同時に、ピッチ上の選手として、ボス前監督のサッカーが相手に読まれていたことも感じていたようだ。「対戦相手が僕らに対して対策を練っていた。僕らに対して、どのようなサッカーをすれば良いのかを彼らは知っていたんだよ」と打ち明けている。

 一方で、ボス監督のアシスタントだったヘンドリー・キュルツェン氏は、12月31日付のオランダ紙『Tubantia』に違った見方を示している。「変に聞こえるかもしれないが、(ポーランド代表DF)ウカシュ・ピシュチェクのケガ以降、一気に調子を落としてしまった。彼は情熱的で、チームを率先して導いてくれたんだ。(ギリシャ代表DF)ソクラティスには、もっと多くのことを期待していた。彼は副キャプテンとして、もっと統率力を発揮してくれると思っていた」と、リーダーシップをとれるベテラン選手の不在を嘆いた。

 同時に、戦術的にもチーム内で不一致が合ったようだ。「GKやDFの選手たちは、より後方をしっかりと固めたがっていた。中盤や前線の選手は私たちのサッカーを良いと感じていて、どんどん前に向かってプレーしたがっていたんだ。27人というメンバーは多すぎる。プレーできない選手たちからは不満が生じてしまう。そうして、最終的に複数のグループに別れてしまったんだ」とチーム内の亀裂を明かした。

 選手側からは適切な修正を施したと評価されるシュテーガー監督のもと、2018年のドルトムントは心機一転、再び上位を狙う。

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