バルセロナ移籍が噂されているドルトムントのデンベレ [写真]=Bongarts/Getty Images
ドルトムントのフランス代表FWウスマン・デンベレが10日のトレーニングに姿を表さなかったようだ。ドイツメディアの『ビルト』紙や『kicker』誌が速報で伝えている。
ピーター・ボス監督は、DFBポカール1回戦に向けた記者会見の席で、「今日の午前中のトレーニングにいなかった。そして、正直に言うと、その理由は分からない。彼に連絡を取ろうと思ったが、彼との連絡は取れなかった。何も酷いことが起きてないことを願っているが、彼は今日はいなかった」と明かした。
このことが噂されているバルセロナへの移籍と関連しているかについて聞かれると、指揮官は「分からない。彼とその件については話していない」とコメント。『kicker』によれば、ボス監督はデンベレが9日のトレーニングをしっかりとやっていたと評価し、余計な詮索は避けたいようだ。「繰り返すが、何も酷いことが起きていないことを願っている」と選手の身を案じている。
さらに『ビルト』は推測とともに伝えている。デンベレ自身はすでにバルセロナと合意しているが、ドルトムントは「1億5000万ユーロ(約193億円)を要求しており、その額はバルサにとっては高すぎた」とし、両クラブ間の合意には至らなかったという。
とはいえ、『ビルト』も欠席の理由を掴んでいるわけではない。フランス紙『レキップ』を引用しながら「すでに飛行機でバルセロナに向かった」というものの、まだその確証を掴んでいるわけではないようだ。
前日には悲しそうな顔でチーム写真の撮影に参加している様子を伝えられたデンベレ。移籍市場最終日の8月31日が近づくに連れて、ドルトムントの周辺は日増しに騒がしくなりそうだ。
By サッカーキング編集部
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