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ドルトSD、ボス新監督招へいの決め手は「攻撃的、かつ魅力的なプレースタイル」

2017.06.07

就任会見に臨んだボス氏(中央)、ヴァツケCEO(左)、ツォルクSD(右)

 6日、ドルトムントの新監督にアヤックスの指揮官を務めていたピーター・ボス氏が就任することが発表された。就任会見での発言をドイツ誌『kicker』が伝えている。 

 6日午前に行われた最終的な話し合いの後に、ドルトムントとの2019年6月までの契約にサインしたボス氏。23分間に渡ってドイツ、そしてオランダのジャーナリストとの会見に応じ「これほど大きなクラブで仕事をできることに誇りを感じている」と喜びを露わにした。

「話し合いの中でリスペクトとクオリティをもって、うまく取り組んでいけるという感覚を覚えたんだ。成功を収めたいし、いいサッカーをお見せしたい」と意気込みを語っている。

 契約期間が2年間となっていることに多くの記者の関心が集まっていたようだが、ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEO(最高経営責任者)は「私たちも、ボス氏サイドも、これがベストの答えだと思ったんだよ」と説明。さらに「見直しはいつだってできるものさ」と、結果次第では延長の考えもあることを明かした。

「一体なぜボス氏を選んだのか?」という問いに対して、スポーツディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク氏は「なんといっても彼がプレーさせているそのスタイルだ」とコメント。「それは我々のものと全く異なっているというわけでもないんだ。フレッシュで攻撃的、かつ魅力的だ。それにポゼッションの際に明確なストラクチャーがある」と続けている。

 一方でオランダのジャーナリストからは、2019年までアヤックスとの契約を残しながらわずか1年で新天地へと渡ったことの理由について質問がとんだ。するとボス氏は流暢なドイツ語で「アヤックスでは素晴らしい時間を過ごしたし、今は私はただ前を見据えているよ」とだけ答えた。

 ボス氏は現役時代にジェフユナイテッド千葉(当時は市原)でプレーし、指導者としてはオランダでFW平山相太(現ベガルタ仙台)FWハーフナー・マイク(現ADOデン・ハーグ)を指導するなど、日本人にとっては身近に感じる経歴を持っている。

By kicker日本語版

ドイツ最大のサッカー専門誌『kicker』日本語版

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