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ダービー戦のドローを悔やむ香川「ファンにとってすごく大事な試合」

2017.04.02

香川はアシストを記録したが、試合は引き分けに終わった [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第26節が4月1日に行われ、日本代表MF香川真司所属のドルトムントはアウェイでDF内田篤人所属のシャルケとの“ルール・ダービー”に臨んだ。4試合連続で先発出場した香川は1アシストの活躍を見せたが、試合は1-1のドローに終わっている。

 先制したのはドルトムントだった。53分、スルーパスでディフェンスラインの裏に抜け出した香川が飛び出した相手GKの手前で横パスを選択。ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンが難なく押し込み、ネットを揺らした。

 だが、その後のチャンスを生かせなかったドルトムントは76分に同点ゴールを許すと、最後まで勝ち越すことができず、白星を逃した。

 終盤の87分までプレーした香川は試合後の取材で、「勝てた試合だったのかなと思いますし、そういう気持ちがチームにもあるので、すごく悔しいですね」とコメント。「2点目を奪えなかったことが、こういう結果に繋がったのかなと思っています」と悔しさを露わにした。

 また、インターナショナルマッチウイーク明けの試合ということでコンディション面には問題があったことを認めつつ、「やはり時差ボケも、体の重さも、それはもうどうしようもないことですし、今に始まったことではないので」と述べると、「精神状態であったり、切り替えることが大事かなと思っていたので、そういう意味ではうまく試合に入れたと思います」と自分なりに対応して臨むことができたと主張した。

 ゴールシーンについては「いい形で裏に抜け出せたので、その中でしっかりとオバ(オーバメヤン)を見ていたので、まあよかったと思います」と満足感を示した香川だが、「さっきも言ったように、チャンスがいっぱいあったなかで2点目を奪えなかった」と改めて追加点を奪えなかったことを悔やみ、「ダービーは、特にファンにとってはすごく大事と言うか、ピッチに入ればそれを感じますし、やはりいつもとは違う雰囲気の中でやれるので。だからこそ勝ちたかったなと思っています」と、ファンのためにも勝利をつかみたかったと述べた。

 ドルトムントは今後、4日にホームで日本代表DF酒井高徳所属のハンブルガーSVと対戦し、8日にはバイエルンとのアウェイゲームを控えている。香川は厳しい連戦に向け、「どんどん試合が来るのでね、そして大事な試合がたくさんあるので、この引き分けはドルトムントからしたら痛いですけど、また次に切り替えてやっていきたいと思います」と意気込みを語った。

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