今夏にドレスデンへ加入したワックス。前半戦の出場はなかった [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ2部のディナモ・ドレスデンに所属するドイツ人DFマーク・ワックスが20日、何者かに銃撃され重傷を負い、緊急手術を受けた。クラブ公式サイトが同日に発表した。
地元紙『Frankfurter Rundschau』によると、事件は20日朝にドイツ西部のフランクフルトとマインツの間にあるヴィースバーデンで発生。温泉地として知られる同市出身のワックスは、おばが経営する売店で男に銃で襲われたという。この銃撃事件で売店にいたおばが亡くなり、その夫も重傷で病院に搬送されている。
ドイツ東部に本拠地を構えるディナモ・ドレスデンは18日に年内最終戦を終えており、今夏にマインツのリザーブチームから移籍したワックスはウィンターブレイクに入って地元に戻ったばかりのところで事件に巻き込まれたようだ。21歳の同選手は病院で緊急手術を受けたが、命に別状はないという。なお、犯人は未だ捕まっておらず、強盗の痕跡もないため動機なども不明だと報じられている。
クラブのスポーツ・ディレクターを務めるラルフ・ミンゲ氏は、「我々はショックを受け、深い悲しみに暮れています。クラブは、援助やサポートを必要とするならどこへでも行き、マークと彼の家族を支えます。マークと家族たちに心からお悔やみ申し上げます」とコメントしている。
ドイツでは19日に首都ベルリンでクリスマスマーケットに大型トラックが突入するテロ事件が発生し、12名が犠牲となった。翌20日にも西部ケルンで、爆弾騒動で鉄道の中央駅が一時閉鎖されるなど物騒な事件が続いている。
By サッカーキング編集部
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