フル出場を果たしたフランクフルトの長谷部(左)、ケルンの大迫(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第10節が5日に行われ、ともに上位争いに食い込んでいるフランクフルト(7位)とケルン(4位)が対戦。フランクフルトが開始5分に挙げたゴールを守り切り、1-0と完封勝利を収めた。
同試合では、MF長谷部誠とFW大迫勇也の日本代表対決も実現。長谷部は3試合連続のフル出場、約1年4カ月ぶりに代表復帰を果たした大迫も9試合連続で先発入りし、フル出場を果たした。
前節までに引き続き、センターバックでの出場となった長谷部に、ドイツメディア『Sportal.de』はアメリカ代表DFティモシー・チャンドラー、メキシコ代表MFマルコ・ファビアンとともにチーム最高点となる「2.5」をつけた(ドイツメディアの採点は最高1点、最低6点)。
寸評では、「“リベロ”がますます板についてきた。味方の誰かが前へと行けば、長谷部はスウィーパーとして役割をこなしていた。前半に自ら見事なシュートを放っていたように、スペースがあればすかさず攻め上がっていた」と、新境地で攻守に渡って輝きを放つ長谷部を手放しで称えている。
一方の大迫はチームが低調だったこともあり、日本代表復帰に花を添えるような活躍はできず。地元紙『Koelner Stadt-Anzeiger』の採点では、フランス人FWアントニー・モデスドら他4選手とともに平均以下の「4」がついた。
同紙の寸評では「序盤は味方守備陣からロングボールを受け取るも、競り合いに強いフランクフルト守備陣を突破できず、ほとんどチャンスがなかった」と、強固な相手守備陣の前に苦しいスタートだったと分析。続けて「ハーフタイム直前に相手ゴールへと迫るもDFに倒され、後半開始後すぐの最大のチャンスには頭で狙ったが、枠をわずかに外れた。久々に日本代表復帰を果たした大迫は、その後もチャンスからヘディングシュートを放ったが、GKルーカス・フラデツキーの好セーブに阻まれた」と、絶好機を含む数少ないチャンスを活かせなかったことを指摘された。
地元紙『EXPRESS』の採点も「4」で、寸評では「ヘディングで同点のチャンスがめぐってきたが、決め損ねた」と、同点の場面での逸機について言及されている。
国際Aマッチウイークによる中断を経て、フランクフルトは20日にブレーメンと、ケルンは19日にボルシアMGとそれぞれ敵地で対戦する。
By サッカーキング編集部
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