バイエルン(左)とポルトガル代表で活躍するR・サンチェス [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するポルトガル代表MFレナト・サンチェスが、イタリア紙『トゥットスポルト』が主催する、ヨーロッパでプレーする最も活躍した21歳以下の選手に送られる「ゴールデンボーイ賞」を受賞した。
同紙は、24日夜に行われる授賞式に先立って受賞者を発表。先月29日に挙げられていた候補者40名の中からR・サンチェスが2016年の「ゴールデンボーイ賞」に輝くこととなった。バイエルンの選手が同賞を獲得するのは初めてのこととなる。
同賞を獲得した選手は、その後世界的なプレーヤーとして飛躍してきた。過去の受賞者には、バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、マンチェスター・Uに所属するイングランド代表FWウェイン・ルーニー、フランス代表MFポール・ポグバなど、そうそうたるメンバーが名を連ねている。なお、昨年はマンチェスター・Uに所属するフランス代表FWアントニー・マルシャルが輝いた。
現在19歳のR・サンチェスは、ベンフィカの下部組織出身で昨年10月にトップチームデビュー。今年5月にバイエルンへの移籍が決定し、今シーズンはここまでリーグ戦6試合、チャンピオンズリーグ(CL)2試合に出場している。
また、6月に行われたユーロ2016に臨むポルトガル代表メンバーに名を連ねると、決勝トーナメント1回戦のクロアチア代表戦でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選出。続く準々決勝、ポーランド代表戦では代表初ゴールをマークし、再びMOMに選ばれた。ポルトガルは決勝で開催国フランス代表を破って悲願の初優勝を達成し、同選手は最優秀若手選手賞に選出されていた。
■歴代の「ゴールデンボーイ賞」受賞者
(カッコ内は受賞時に在籍していたクラブ)
2016年 レナト・サンチェス(バイエルン)
2015年 アントニー・マルシャル(マンチェスター・U)
2014年 ラヒーム・スターリング(リヴァプール)
2013年 ポール・ポグバ(ユヴェントス)
2012年 イスコ(マラガ)
2011年 マリオ・ゲッツェ(ドルトムント)
2010年 マリオ・バロテッリ(マンチェスター・C)
2009年 アレシャンドレ・パト(ミラン)
2008年 アンデルソン(マンチェスター・U)
2007年 セルヒオ・アグエロ(アトレティコ・マドリード)
2006年 セスク・ファブレガス(アーセナル)
2005年 リオネル・メッシ(バルセロナ)
2004年 ウェイン・ルーニー(マンチェスター・U)
2003年 ラファエル・ファン・デル・ファールト(アヤックス)