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シャルケ内田、復帰へ向け好感触「監督が『行け』って言ったら行く」

2016.10.24

復帰が近づいている内田篤人(写真は昨年2月) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第8節が23日に行われ、内田篤人が所属するシャルケは武藤嘉紀のマインツに3-0で快勝した。試合後、内田がチーム状況や自身のコンディションについてコメントを残している。

 昨年6月に手術した右ひざの負傷からの復帰を目指している内田は、今月4日に受けたMRI検査で大きな改善が見られたとクラブから発表されており、年内の復帰に期待がかかっている。快勝を収めたホームゲームを観戦した内田が、回復状況についてコメントした。

 マインツ戦の勝利で、シャルケは公式戦5試合負け無しとなった。好調を維持するチーム状況について内田は「人は揃っているんで、あとは慣れればとは思いましたけどね。試合数が多いんでちょっといじりながらやってるかな、監督は。人をだいぶ取ったんで、人がいないってことはないね、あんまり」と、新戦力を含め選手層が厚くなっていることについて、ポジティブな見解を示した。

 怪我の回復については「俺ももうだいぶやれるかな。『チームと全部やらせてくれ』って言ってるんですけど、やっぱヨーロッパリーグが入ってくるとチーム練習が軽くなっちゃう。その軽い練習を俺が一緒に参加してもって感じだから。できるけど、別で上げてるって感じ」と、コンディションを上げるため、チームの軽い練習とは別メニューでのトレーニングを実施していることを明かしている。

 実戦復帰に関しては「事故的なことがあるからね、サッカーは。自分のタイミングじゃないタイミングで動いたりとか、滑ったり、相手が乗っかってきたりとかもあるんで。そうなったらぶっちゃけ手術したしないは関係なく怪我しちゃうからね。今のところは自分の頭の動きの中では戻ってきてるから、あとはそういう事故とか、思った以上の負荷に耐えられるかという」と、慎重に復帰への道を歩んでいることを明らかにした。その一方で「俺はもう監督が『行け』って言ったら行くけどね」と、意欲を示している。

 今シーズンから指揮を執っているマルクス・ヴァインツィアル監督との関係については「クロスとか練習やって良いプレーしてれば、このあいだは『ひざ良くなってきたな』って声かけてくれたし、ウインクされました(笑)」と良好な関係をアピール。また、11月にロシア・ワールドカップのアジア最終予選を戦う日本代表についても「いやぁ、俺は11月狙ってるけどね、代表(笑)。それまでに(シャルケで)試合に出なきゃダメだから。逆算して、いつチーム練習に復帰して、ベンチ入ってって考えてたけどね。どう考えても間に合わなかった」と、冗談交じりに返答。その上で、「でもそう考えるほうがさ、だいぶ変わってくるからね、自分の中で」とモチベーションを上げるために代表復帰を1つの目標としていたことを明かした。

 シャルケは今シーズン、ブンデスリーガで開幕から5連敗を喫するなど不安なスタートを切った。しかしUEFAヨーロッパリーグ・グループステージ第2節で南野拓実が所属するザルツブルクに3-1で勝利すると、そこからリーグ戦でも3試合負け無しと立て直してきている。内田の復帰も近づいており、浮上を狙うシャルケに目が離せない。

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