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ブンデスリーガ、PKにまつわる記録あれこれ

2016.10.20

元ドイツ代表のブットは「PKキッカーを務めるGK」として有名だった

ブンデスリーガ第7節では10回のPK判定がありながら、そのうち5本が失敗に終わるという珍記録が生まれた。PKにスポットライトが当たったこの機会に、PKにまつわる記録をたどってみよう。

◆本業も副業もすごかったブット

1963年のブンデスリーガ創設以来、PK判定は4520本。そのうち75%に当たる3374本が得点につながっている。では、ブンデスリーガにおけるPKキングは誰か? すぐに思い浮かぶのがあのGKの名前だ。

17回連続PK成功のリーグ記録を持つのは、PKを蹴るGKとして名を馳せた元ドイツ代表のイェルク・ブットだ。ブットは1999年4月から2001年2月の間に17回連続でPKを成功。彼がペナルティマークに向かうと、観客席からは“ブット! ブット! ブット!”のコールが沸き上がり、大盛り上がりするのが定番だった。なお、ブットが“副業”のPKキッカーを務めたのは通算31回、そのうち26回をゴールに結びつけている。

ブットはハンブルガーSV、レーバークーゼン、バイエルン・ミュンヘンの3クラブでリーグ戦387試合に出場。PKで通算26ゴールは歴代11位の数字であり、成功率84%はリーグ平均を大きく上回っている。また、本業であるGKの仕事に目を向けると、32本のPKのうち9本をストップ。PK阻止率は28.1%で、25本以上のPKを受けたGKの中で歴代9位にランクインしている。

クラブとしてPKの連続成功記録を保持しているのは現在ブンデスリーガ2部のボーフムで、1978年1月から1982年10月まで24本連続でPKを決めている。また、ブンデスリーガの長い歴史の中で、PKによるハットトリックは過去に一度だけ。1986年2月、シュトゥットガルトのミヒャエル・ヌスヘーアが7-0と大勝した試合で達成している。

◆PKとの相性が悪いドルトムント

ここからはPKにまつわるネガティブな記録の数々を見ていこう。ブンデスリーガにはヌリ・シャヒン(ドルトムント)、クラースヤン・フンテラー(シャルケ)、マルコ・パンテリッチ(元ヘルタ・ベルリン)、ブルーノ・ラバディア(元ハンブルガーSV監督)と、これまで4回連続でPKを失敗した選手が4人もいる。先週末の第7節ではピエールエメリック・オバメヤン(ドルトムント)、アンドレ・ハーン、ラース・シュティンドル(ともにボルシアMG)、アントニオミルコ・コーラク(ダルムシュタット)、エミル・フォースベルク(ライプツィヒ)の5人がPKを外したが、前述の4人に比べればまだというところか……。

チームとして最もPKとの相性が悪いのがドルトムントで、1963年11月から1965年1月までの期間で実に7本のPKを連続で外している。もちろんこれはブンデスリーガの歴史で一度しか起きていない珍事だ。

1試合におけるPK失敗は3本が最多で、その珍事は2014年2月22日、ニュルンベルク対ブラウンシュバイクの一戦で起こった。ニュルンベルクは清武弘嗣が、ブラウンシュバイクはドミ・クムベラとエルミン・ビチャクチッチがPKを外し、ほぼ確実な3つのゴールをフイにしている。

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