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シャルケを牽引するエンボロ&チュポモティング「大きな一歩」

2016.10.07

シャルケに今季初勝利をもたらしたエンボロ(左)とチュポモティング(右)

シャルケが第6節のメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)戦で4-0の大勝を収め、開幕からの連敗を5で止めた。52分にマキシム・チュポモティングがPKを決めて大量点の口火を切ると、ブレール・エンボロがブンデスリーガ初ゴールを含む2得点の活躍。長いトンネルからの脱出に大きく貢献した両選手が試合を振り返った。

――エンボロ選手にうかがいます。2ゴールを挙げたことで自信になったのではないでしょうか?

エンボロ チームが機能すれば選手一人ひとりも機能するようになる。それは欧州リーグ(EL)のザルツブルク戦で示せていたけど、この試合でもそれを証明することができた。調子は上向いているのでこれを続けていきたいね。

――ゴール後はベンチへ走り、喜びを分かち合いましたね。

エンボロ 用具係のエンリコ・ハイルのところへ走った。彼は試合前に僕がゴールを決めると予言してくれていたからね。ゴール前で滑らないようにと、試合前にわざわざスパイクのポイントも換えてくれていた。彼らのおかげだから、一緒にゴールを喜んだんだ。

――どちらのゴールも、決めた後に耳を塞いでましたが、何か意味があってのことですか?

エンボロ 僕らは高いポテンシャルを持ったチームなのに、外野からあれこれ言う声があまりに多かったからね。僕らはずっと落ち着いていたし、チームも団結して一生懸命やってきた。ファンからもポジティブなサポートを受けていた。それに対して恩返ししたいと思っていたが、ようやく勝ってそれができたと思う。ここからはこのパフォーマンスを続けていくことが大事。そのためにも日々練習を積んでいかないと。これまでやってきたように、前向きな姿勢で楽しみながらね。

――チュポモティング選手にお聞きします。この試合のエンボロ選手をどう見ていますか?

チュポモティング 2ゴールを決めた彼こそが「マン・オブ・ザ・マッチ」だね。これまでの試合もそうだけど、彼はハードワークをこなしていたんだ。残念ながら、外で見ている人たちはストライカーをゴールの数だけで評価しがちだ。その選手がどれだけ一生懸命動いていたかは忘れられてしまうんだ。チームの誰もが難しい状況に置かれていたけど、ゴールが決まらなければ批判の矛先は攻撃の選手向けられる。けれど、ブレールをはじめ、チーム全員でそういう声をシャットアウトしていた。メンヘングラートバッハ戦の2点でそれが報われたし、チームのみんなを助けてくれた。

――試合前の緊張感はかなりのものだったのでは?

チュポモティング もちろんプレッシャーはあった。PKを蹴る時、先制すればもう一度チームに倍のエネルキーを与えられると確信していた。僕らにどれほどのパワーが残っていたか、1点をリードした後のプレーを見ていれば分かったんじゃないかな。それが立て続けのゴールという形で表れたのはなおさら良かった。終わってみればふさわしい勝利だったし、正しい方向へ向かう大きな一歩だったと思う。手強い相手との試合だったから、周囲にオッと思わせられたはず。僕らはどんな相手にだって勝てるだけのクオリティーを持っているチームだと分かった。ただし、まだ勝ち点3を取っただけだということを肝に免じておかないと。順位もまだまだ下のほうだしね。

――PKを蹴ることになったのは、クラースヤン・フンテラーが不在だったからですか?

チュポモティング これまでもそうだったけど、僕もPKキッカーの一人に入っている。もしどうしても蹴りたいという人がいたら、その選手に任せていたと思う。キッカーで揉めるようなことはないよ。けれど、僕にはいい予感があったから、とにかく思い切り蹴ろうと。これまでもPKは決めてきたし、かなりの確率で成功しているはずだ。ブンデスリーガでは7本決めていて、外したのはバイエルン戦だけだ。ヤン・ゾマー相手に決めたのは2度目だね。

――試合を前にはクリスチャン・ハイデルSDから厳しい話があったそうですが、それも効果的だったのでは?

チュポモティング チームの置かれた状況をしっかりと理解し、その上で動いていかなければならないということを喚起させる内容だった。僕らにはプラスに働いたね。叱責というようなものではなかったけど、チームにとって必要な話だった。いずれにしても、僕らはその話に対していいリアクションを起こせたと思う。

エンボロ 自分たちの立ち位置をもう一度はっきりさせ、ここまでのことをすべて見直すいい機会だった。最下位に沈むようなチームじゃないということを100%確信して、チーム一丸となって抜け出そうとしたんだ。

――代表戦でリーグが中断します。今のシャルケにとっては決して歓迎するものではないのでは?

エンボロ 監督は間違いなく選手を手元に置いておきたいだろうね。でも、それは他のチームも同じこと。重要なのは戻ってきたらすぐに切り替えてクラブに集中することだ。

チュポモティング ここで中断に入るのはアンラッキーな面もあるけど、シーズン初勝利には絶好のタイミングだったとも言える。負けた後に代表戦に行くのは決して気分のいいものじゃないからね。

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