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絶好調の大迫、ブレイクの理由は「自信」の変化にあり? 同僚との会話も増加か

2016.09.30

ライプツィヒ戦で2戦連続ゴールを決めた大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ケルンに所属するFW大迫勇也がクラブの公式HPのインタビューに応え、好調を維持しているシーズン序盤について語った。ドイツ誌『キッカー』の日本語版がコメントを伝えた。

 ケルンで迎えた契約最終年となる3年目の今シーズン、大迫はブンデスリーガ開幕戦こそ途中からの出場となったものの、リトアニア代表FWアルチョムス・ルドネフスの負傷でつかんだ先発のチャンスをものにすると、直近の3試合で2ゴール1アシストの活躍を披露。今シーズンの『キッカー』誌の採点平均では、2.63と好成績をマークしているところだ。

 その理由について大迫は「僕にとってFWは一番プレーしやすいポジションですし、それで自信をもってやれていると思いますね」と述べ、「自信というのが一番大切なことではないかと思います」とコメントした。

 一方で、地元紙『ケルニッシェ・ルンドシャウ』では、ペーター・シュテーガー監督は、ポジションについて「より良いのはトップ下だよね」と、大迫本人とは少し異なる形で表現したものの、あくまで「前線の中央でプレーすることが理想的なポジション」であると定義。「大迫が2トップだと言うなら、それはそれで構わないさ。大切なことは自信をもって取り組むことなんだから」と、大迫と同様に「自信」がキーワードであるとの見方を示した。

 さらにマネージャーのヨルク・シュマッケ氏は「大迫にはこれまでのシーズンと違いを感じている」ことを明かし、それは「チームメイトたちともっと会話をするようになったし、明らかにチームに溶け込んでいる」と指摘した。

 このことはまさに、大迫自身もクラブ公式にて「長澤(和輝/現ジェフユナイテッド千葉)が日本に戻ってしまってから、他の選手と話すことや積極的に話しかけてくるという機会が増えました」と同じ見方を示しており、これまでシュマッケ氏とともに、ファンから厳しい言葉を受けても常に大迫を評価し続けてきたシュテーガー監督は、「すぐに力を発揮する選手もいれば、時間がかかる選手もいる。そして結果を出せずとも、別の場所で力を出せる選手もいるんだ」と、様々な要素が寄与するとの考えを述べ、「サッカーは計算できるものではないんだよ」と言葉を続けている。

By kicker日本語版

ドイツ最大のサッカー専門誌『kicker』日本語版

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