ブンデス第4節でそれぞれフル出場したヘルタFW原口元気(左)とHSVのDF酒井高徳(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第4節が21日に行われ、日本代表MF原口元気のヘルタ・ベルリンは、敵地でバイエルンと対戦。ともに3連勝で迎えた首位攻防戦だったが、バイエルンが3-0で快勝し力の差を見せつけた。
原口は開幕から4試合連続でフル出場。ドイツ・スポーツサイト『Sportal.de』の試合後採点では、「3.5」の平均点以下の数字がついたが、GKルネ・ヤーステインとともにチームでは最高の評価となった。(ドイツメディアの採点は最高1点、最低6点)
寸評では、「ヘルタの中では最も目についた選手。キックオフから試合にしっかり入ると、戻りの動きも含めて運動量もこなしていた。防戦一方の展開の中で、つねに攻撃を仕掛ける中心になっていた」と、実力で勝る相手にも自身のプレーができていた点を評価。
しかし、「数値的な弱さが、ポジティブな印象と堅実な内容を見えにくくしてしまっている」と、ともに0本に終わったシュートとアシスト、そして1対1での勝率の低さなどが、全体として原口の評価を下げる要因につながっているとした。
日本代表DF酒井高徳のハンブルガーSVは20日の試合で昇格組のフライブルクに0-1で敗れた。酒井は右サイドバックで開幕から4戦連続のフル出場を果たしたが、チームは3連敗を喫し、第4節を終えて勝ち点1の16位に沈んでいる。
この結果を受け、地元紙『Hamburger Morgenpost』の採点は、5選手に「5」の軒並み低評価となったが、酒井はただ1人「3」の平均点をもらっている。「3.5」もドウグラス・サントスのみで、酒井の孤軍奮闘ぶりを物語る評価となった。
寸評では「フライブルクで最も手ごわいヴィンチェンツォ・グリフォと対峙せねばならなかったが、しっかりと封じ込めた。加えて上手いドリブルもあり、HSVのベストプレーヤー」と攻守に渡るパフォーマンスを称えた。
なお、ヘルタ・ベルリンは24日に行われる次節で、日本代表MF長谷部誠のフランクフルトとアウェーで対戦。ハンブルガーSVは同日、唯一開幕4連勝のバイエルンをホームに迎える。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト