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高い期待ゆえに 地元紙、「がっかりさせた香川」にチーム単独最低点

2016.08.28

マインツ戦にフル出場したドルトムントの香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第1節が27日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは同FW武藤嘉紀のマインツと対戦。昨シーズン2位のドルトムントが、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンの2ゴールで同6位のマインツを2-1で下した。

 香川はフル出場、武藤は81分から出場し、後半アディショナルタイムにゴールを挙げた。

 香川は22日のDFBポカール1回戦で2ゴールを挙げているが、この日はゴールに絡めず、地元紙『Rihr Nachrichten』の試合後採点と寸評の記事では、「精確かつ効果的なシュールレ、がっかりさせた香川」との見出しのもと、名指し批判を受けた。

 ドイツ代表MFアンドレ・シュールレがドルトムントでのリーグデビュー戦で、先制点のアシストに続き、追加点のPK獲得でチーム単独最高となる「2.5」点をもらった一方、香川は、チーム単独最低となる「4.5」点となった。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)

 寸評では「時間帯によっては消えていることもあり、パスを出したかと思えば、受け手である(ウスマン・)デンベレから10メートルも離れた位置だった(37分)」と、低調なパフォーマンスに終始したことを指摘。

 ただ、こうした厳しい採点や見方も、香川に対する期待が大きいからこそ。

「香川もレギュラーの中では経験豊富なチームの古株になりつつあるのだから、ピッチに立てば、持っているポテンシャルに対する期待値が高くなっていくのも当然のこと。後半は懸命に動いていたが、香川ならもっとやれるはず。さもなければ、自らをジグナル・イドゥナ・パルク8万1361人目の観客に推薦することになる」

 チームの中心選手としてかけられる期待に対して高いパフォーマンスで応えなければ、スタメンはおろか、ベンチ入りもあやうくなるとして奮起を促している。

『Westdeutsche Allgemeine Zeiung』の採点は、「3」と平均的な数字となり、寸評でも、「中央にポジションを取ると、何度もマインツDFとMFの間にパスを受けるスペースを見つけていた」と、動きの部分には一定の評価を与えた。

 だが、同紙も「しかしながら、パスの精度を欠くことが多く、確かなチャンスにつなげることはできなかった」と続け、不正確なパスが目についたことを指摘している。

 白星スタートを切ったドルトムントは9月10日に行われる次節で、ライプツィヒとのアウェーゲームに臨む。

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