世界各国から集ったメディアの取材に応じた元ドイツ代表のマテウス
ブンデスリーガは2016-17シーズン開幕を前に、南米、アジアを中心に19カ国35人のメディア関係者をドイツに招待。ドイツ・スーパーカップの観戦やドルトムントの本拠地シグナル・イドゥナ・パルクのスタジアム・ツアー、チーム関係者への取材が行われた。
メディア・ツアー向けのプレゼンでは、ドイツ代表として150キャップを誇る“レジェンド”ローター・マテウスが登壇。各国メディアの取材に、一つひとつ丁寧に答えた。
今シーズン、ブンデスリーガでは1部・2部を合わせて11人の日本人選手がプレー。これまでに多くの日本人選手がドイツで活躍している理由として「Jリーグ開幕当時、ピエール・リトバルスキやギド・ブッフバルト、ウーベ・バインらたくさんのドイツ人選手が日本でプレーし、活躍していたことが挙げられる」と語り、「彼らがドイツのサッカーを日本に伝え、そして彼らが日本のサッカーや文化をドイツに伝えていることが関係しているのだろう」と自身の見解を語った。
ブンデスリーガで5年目を迎えるドルトムントの香川真司については「最初に2シーズン(2010年から2012年)のインパクトが強すぎる」とコメント。「本能のままプレーしてした」と振り返り、リーグ戦49試合21ゴールを記録した2年間を高く評価した。「マンチェスター・Uから復帰後は、周りのことを気にして、少し考えすぎているのではないかと」と発言。迎える新シーズンでは「リスクを犯してでも、本能の赴くままにプレーしてほしい」と期待を口にした。
新シーズンの優勝争いについて「昨シーズンのようにバイエルンとドルトムントが独走することはないだろう」と混戦を予想。2強に割って入る対抗として「レヴァークーゼンとボルシアMG」の2チームを挙げた。「個人的には、シャルケにもがんばってほしい」と明かしつつも、「シャルケは、コーチ陣が入れ替わったり、ピッチ外の問題が多いので難しいかもしれないね」と続けた。
2016-17シーズンのブンデスリーガは、26日深夜のバイエルン対ブレーメンで幕を上げる。