今シーズンのリーグ戦で、清武はヘルタとの2試合に出場し1ゴール1アシストを記録した [写真]=Getty Images
ドイツ紙『ビルト』は、日本代表FW原口元気の所属するヘルタ・ベルリンが、ハノーファーに所属する同代表MF清武弘嗣を獲得希望リストの上位にリストアップしていると報じた。同国誌『kicker』日本語版が11日に伝えた。
昨シーズンの残留争いから今シーズン最終節を残して6位へと飛躍を果たしたヘルタ・ベルリン。来シーズンのヨーロッパリーグ出場が確実となり、欧州の舞台での戦いに向けて補強に動き出すようだ。
同紙によれば、7日のブンデスリーガ第33節ダルムシュタット戦での敗戦(1-2)を分析したパル・ダルダイ監督が、「1-0とリードしてから、選手たちはもっと相手にプレッシャーかけなくてはならなかったんだ。これは良い意味でのアグレッシブさという意味だよ。新たに選手を獲得するならば、そういう選手じゃなくてはならない」との見方を示しており、「来シーズンは次のステップへと踏み出さなくてはならない。そのためにはスピードのある、得点力をもった即戦力が必要なんだ」と語ったとのこと。
そこで『ビルト』紙は、ボールに食らいつき、諦めない清武の姿勢を評価。ただその一方で『問題は清武に興味を持っているクラブは1つではない』とし、レヴァークーゼン、シュトゥットガルト、そしてFW大迫勇也が所属するケルンの名前を挙げている。
なお、清武とハノーファーとの契約は2018年までとなっているものの、2部降格により移籍金650万ユーロ(約8億円)で移籍可能となる例外条項が付随されているところだ。
By kicker日本語版