レヴァークーゼン戦に途中出場したヘルタFW原口元気 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節は4月29日から5月1日にかけて各地で行われた。
FW大迫勇也所属の8位ケルンは、29日の試合で12位アウクスブルクと対戦し0-0のスコアレスドローに終わった。大迫は2試合連続で先発メンバーに入ったが、見せ場もなく前半のみで交代となった。
地元紙の試合後採点でも「4」(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)が並び、『Koelner Stadt-Anzeiger』紙は、大迫について「上り調子を証明できず」と、レギュラー奪取のチャンスを生かせなかったとした。
30日には、日本代表FW原口元気のヘルタ・ベルリンが3位レヴァークーゼンと対戦した。4位につけるヘルタ・ベルリンにとってはチャンピオンズリーグ(CL)出場権をかけた大事な一戦だったが、1-2で手痛い敗戦。ボルシアMGと入れ替わり、CL出場権獲得圏外の5位に転落した。
ハイライト: レヴァークーゼン 2-1 ヘルタ・ベルリン https://t.co/Hr8QGsYbGf
— ballball Japan (@ballball_JP) May 1, 2016
ベンチスタートの原口は1点を追う56分から出場。チームに勝ち点をもたらすことはできなかった。地元紙『Berliner Zeitung』は、「高いボールキープ力でヘルタの攻撃に厚みを加えた」と、途中出場の原口が役割を果たした点を評価している。
日本代表DF酒井高徳のハンブルガーSV(11位)は、マインツ(6位)と0-0の引き分けに終わり、残留確定はまたしてもお預けとなった。酒井はフル出場した。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
■大迫勇也
対アウクスブルク(0-0)先発出場、46分に途中交代
『EXPRESS』
採点:4
寸評:「色々とチャレンジしていたものの、孤立することが多かった。突破力が欠けていた」
『Koelner Stadt-Anzeiger』
採点:4
寸評:「パスミスが何回かあり、競り合いでも消極的すぎた。上り調子を証明できず、前半のみで交代」
■原口元気
対レヴァークーゼン(1-2)56分から途中出場
『Berliner Zeitung』
採点:-
寸評:「56分にサロモン・カルーに代わり出場すると、高いボールキープ力でヘルタの攻撃に厚みを加えた。試合の中でヘルタが最もいい動きをしている時間帯に投入されたのはラッキーでもあったが、その中で原口が決定的な役割を果たしていたのは確か」
■酒井高徳
対マインツ(0-0)フル出場
『Hamburger Morgenpost』
採点:3
寸評:「たくさんのことを試していたが、結果が出たのはほぼ完璧にコントロールしていた守備面だけにとどまった」