今季のリーグ戦では8試合出場にとどまっているゲッツェ [写真]=Bongarts/Getty Images
バイエルンに所属するドイツ代表MFマリオ・ゲッツェの今後をめぐり、周囲が再び騒がしくなってきた。
22日、ドイツ紙『ビルト』が報じたところによれば、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントが、バイエルンで出場機会を得られていないゲッツェの復帰に向けて本腰を入れ始めたという。だが、ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴァツケ社長は報道を受け、「(この手の移籍話は)代表活動期間でリーグが中断している時に、よく起こる現象だよ。我々からコメントすることは何もない。このような推測の話に巻き込まれるのは、正直まったく気分の良いものではない」と、一蹴している。
なお、『ビルト』がオンライン投票を行ったところ、現地時間24日午前1時現在、「ドルトムントはゲッツェを取り返すべきか?」という問いに対して、70パーセントが「はい、それが彼にとってベストだ」と回答(投票者数約6万7600名)。また「ゲッツェがバイエルンへ移籍したことをドルトムントファンは許すべきか?」には、61パーセントが「はい、誰だって間違いを犯すものだ」としている(投票者数約5万7000名)。
ドルトムントからバイエルンへ移籍して以降、両クラブが対戦する際にはドルトムントサポーターが「マリオ・ゲッツェは売春婦の息子!」と歌うようになり、同サポーターから“裏切り者”と見なされているゲッツェ。果たして同選手が再び黄色と黒のユニフォームに袖を通すことはあるのだろうか。
ゲッツェは2013年にドルトムントからバイエルンへ移籍。今シーズンはブンデスリーガ第27節終了時点で8試合出場1ゴールにとどまっている。