マインツ戦にフル出場した香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第26節が13日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは同FW武藤嘉紀が所属するマインツと対戦し、2-0で勝利を収めた。ブンデスリーガ公式サイトが香川のコメントを伝えている。
この試合の裏で悲劇が起きていた。同試合をゴール裏で観戦していた80歳のドルトムントサポーターが心臓発作で亡くなったという。訃報を聞いたサポーターたちは、後半からチャントなどをストップ。アウェーのマインツサポーターたちもそれに応じて、静かに哀悼の意を表した。
ファンの1人が亡くなったことを試合後に知ったと明かした香川。「ハーフタイムを終えて、後半からファンの様子が明らかに違っていたので、何かあったのかなと思っていました。すごく悲しい出来事。勝利を捧げられたのは良かったのかもしれないけど、それ以上にファンにとってもチームにとっても、悲しい出来事だったんじゃないかなと思います」と、勝利を喜びながらも、複雑な心境を吐露した。
試合では、香川は73分に約3カ月ぶりとなる得点を記録。「ファンが(試合中に)亡くなった日であるということで、素直に喜べることではないですね。でも、とりあえずポジティブに、次に向けて良いゴールになると思っています」と、次につながる得点だと強調した。
また、「まだまだ改善するところはたくさんあるし、ゴール(を決めること)と、あとはプレーの変化をつけていかないといけない。そういう意味では、得るものはあった。あとはこれをまた継続して、やり続けていくだけだと思っています」と、今後に向けて収穫のあった試合だったと明言した。
By サッカーキング編集部
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