フル出場を果たした酒井高徳(右) [写真]=City-Press via Getty Images
ブンデスリーガ第25節が6日に行われ、日本代表DF酒井高徳のハンブルガーSVと、同MF原口元気のヘルタ・ベルリンが対戦。酒井は先発出場、原口はベンチスタートだった。
リーグ戦24試合を終えて7勝7分け10敗、勝ち点28で中位に沈むハンブルガーSVは、2月7日の第20節ケルン戦以降5試合負けなしと調子を上げてきている。2日に行われた第24節シャルケ戦では3-2と競り勝った。ホームで勝利を収め、2連勝を飾りたい。
一方のヘルタ・ベルリンは2試合連続無失点勝利中。2位ドルトムントとの差は「16」もの開きがあるが、勝ち点42で3位につけている。前日に今節を終えた4位シャルケが勝ち点差「1」の位置に肉薄しており、チャンピオンズリーグ出場権獲得争いは激しさを増している。しっかりと3ポイントを掴みたい一戦だ。
前半、積極的に攻勢をかけたのはホームのハンブルガーSVだった。マティアス・オストルツォレクのクロスからアルチョムス・ルドニェフスのヘディングシュートでゴールを脅かすと、酒井が右サイドをオーバーラップし、ドリブルでのカットインから強烈な左足シュート。枠を捉えたが、相手GKにセーブされた。均衡を破ることはできず、スコアレスでハーフタイムを迎えた。
先制点は58分に決まった。ハンブルガーSVのルイス・ホルトビーが左サイドを突破し、深い位置からマイナスのクロスを上げる。ペナルティーエリアに差し掛かった位置で待っていたのはニコライ・ミュラーだった。トラップから左足を振り抜き、グラウンダーのシュートをゴール右隅へ届けた。
1点ビハインドを負ったヘルタ・ベルリンは67分、2選手を同時交代。原口とトルガ・シゲルシをピッチに送り出し、反撃を狙う。
しかし、次のゴールもハンブルガーSVのものだった。75分、ペナルティーエリア中央でパスを受けたN・ミュラーが右足で落ち着いて決め、リードを2点に広げた。
試合は2-0で終了。ハンブルガーSVがホームで快勝し、6試合負けなしで勝ち点を31に伸ばした。次節は13日、レヴァークーゼンとのアウェーゲームに臨む。なお、酒井はフル出場を果たした。
一方、敗れたヘルタ・ベルリンは勝ち点42のままで3位。次節は11日、勝ち点差「1」に迫る4位シャルケとの直接対決をホームで迎える。
【得点者】
1-0 58分 ニコライ・ミュラー(ハンブルガーSV)
2-0 75分 ニコライ・ミュラー(ハンブルガーSV)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト