ヴォルフスブルク戦にフル出場した山口、清武、酒井宏樹(左から) [写真]=Bongarts/Getty Images
1日に行われたブンデスリーガ第24節で、日本代表DF酒井宏樹、同MF山口蛍、同MF清武弘嗣が所属する最下位ハノーファーが8位ヴォルフスブルクと対戦。0-4と大敗した。ハノーファーは前節、シュトゥットガルトを相手に2-1で逆転勝利を収め、連敗を8で止めたばかりだったが、泥沼に逆戻りしかねない惨敗を喫した。
シュトゥットガルト戦に続き、日本人3選手は揃って先発メンバー入り。いずれもフル出場を果たした。ドイツのスポーツサイト『Sportal.de』は、試合後の採点で清武にチーム単独最高点となる「3」をつけ、「ハノーファーが攻める時には、常に清武が絡んでいた」と、攻撃の中心として奮闘した点を評価している(ドイツメディアの採点は最高1点、最低6点)。
しかし、山口と酒井に対しては、「4.5」、「5」と厳しい評価が下された。特に、2失点に絡んだ酒井には、「競り合いでまずまずの勝率を残していても何もならない」と、厳しい目が向けられた。
各選手の採点と寸評は以下の通り。
■清武弘嗣
採点:3
寸評:10番としてピッチに立つと、立ち上がりは非常に力強かった。ハノーファーが攻撃を仕掛ける時は、常に清武が絡んでいた。2本のシュートを放ち、相手にとって脅威につながる味方へのパスも2本あった。特に良かったのが、15分のケナン・カラマンへのパスだ。カラマンが慌ててシュートしたため、GKクーン・カステールスにキャッチされてしまったが。
■山口蛍
採点:4.5
寸評:3人目の日本人選手の出来はイマイチだった。序盤は精力的だったが、注意深く守っていたクリスティアン・トレーシュのクリアに遭った右サイドからの清武への力ないクロスを除けば、ゲームにインパルス(刺激、アクセント)を与えることはできなかった。しかし、彼の試合に対する姿勢を責めることはできない。競り合いの70パーセントをモノにしており、攻撃の選手としては決して悪い数字ではない。
■酒井宏樹
採点:5
寸評:試合への入り方は良く、最初の25分で2度、ペナルティーエリア内で巧みなスライディングからボールをクリアし、相手の危険な攻撃の芽を摘んでいる。しかし、その後は酒井がいとも簡単にかわされたことで先制点を許すことに。さらに2失点目の前には、ルイス・グスタヴォに振り回されている。競り合いではまずまずの勝率を残していても、これでは何の助けにもならない。
By サッカーキング編集部
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