得点を喜ぶドルトムントの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第24節が2日に行われ、ダルムシュタットと日本代表MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。香川は2試合ぶりのベンチスタートとなった。
前節、17位のホッフェンハイムに3-1の快勝を収めたドルトムント。これで公式戦6連勝、リーグ戦ではミッドウィークに行われた今節は、次節に迫った首位バイエルン戦を意識してか、前節から先発メンバーを8名入れ替え、GKロマン・ヴァイデンフェラー、DFマティアス・ギンター、DFエリック・ドゥルム、FWアドリアン・ラモスらがスタメン入り。17歳のMFフェリックス・パスラックがブンデスリーガでのデビューを果たした。
開始5分、ドルトムントが左サイドでFKを獲得する。イルカイ・ギュンドアンが右足でクロスを供給すると、鋭いボールがゴールを襲ったが、ここはGKクリスティアン・マテニアがなんとか弾き出した。
26分、右CKの流れからギュンドアンがクロスを入れると、ファーサイドのピエール・エメリク・オーバメヤンが折り返し、エリア内中央でマッツ・フンメルスがボールを受ける。フンメルスが左斜め前にパスを出すと、こぼれ球をアドリアン・ラモスが狙ったが、決め切ることはできなかった。
一方、ダルムシュタットも相手ゴールに迫る。36分、右サイドからフロリアン・ユングヴィルトがクロスボールを入れると、ゴール前のザンドロ・ヴァグナーがワントラップから右足シュート。しかし、ボールは惜しくも枠の左下へ外れてしまった。
ようやくスコアが動いたのは38分。マッツ・フンメルスがドリブルで高い位置まで持ち上がると、左サイドでボールを受けたゴンサロ・カストロが左足クロスを供給する。ピエール・エメリク・オーバメヤンがヘディングシュートを放つと、GKマテニアが弾いたこぼれ球をA・ラモスが押し込み、ドルトムントが先制に成功した。
続く45分、エリア手前でボールを拾ったカストロがエリア内へスルーパスを送る。これを受けたギュンドアンがGKと一対一となったが、シュートはマテニアに防がれてしまった。このまま1-0でドルトムントがリードしてハーフタイムを迎える。
後半立ち上がりの53分、再びドルトムントが決定機を作る。エリア手前でボールを受けたカストロがエリア内へスルーパスを送る。走りこんだドゥルムがこれを流し込み、ドルトムントが追加点を奪った。
その後もチャンスを作るドルトムント。71分、カウンターから相手最終ラインの裏に抜けだしたオーバメヤンがGKと一対一となったが、ここはGKマテニアがなんとか決めさせない。このまま2-0でドルトムントがダルムシュタットを下し、公式戦7連勝を飾った。なお、香川に出場機会はなかった。
次節、ダルムシュタットは敵地で日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツと、ドルトムントはホームで首位のバイエルンと対戦する。